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vol.06 ジュニアリーダー市長懇談&まちづくり勉強会

2020.11.04

【岡田市長と初の懇談会】

●緊張した面持ちのJLたち
11/4の夕方、緊張した面持ちの学生たちが加古川市役所の会議室にいました。市長との対話の場に臨むJL部のメンバーたちです。岡田市長が会議室に入ると、学生の緊張を解きほぐすかのように爽やかに、そして優しく声をかけられました。学生たちの声を市長に届ける主旨で開かれた今回の市長懇談、加古川市議会議員の井上やす子さんの橋渡しにより実現されました。

対話は90分にも及びましたが、時間を感じさせない熱心な話し合いとなりました。その間、岡田市長は学生たちを対等な人として、そして人生の先輩として暖かいまなざしで話をされていました。話し合いのあと、充実した表情をしていたJL部のメンバーたちを見ると、いい会になったのではないかと思いました。

●図書館の事も聞いちゃいました
懇談会ではJL部のメンバーからの要望や提案を市長に問いかける形式で進められました。要望ではJL部の運営に関しての支援、提案はコロナ禍での成人式の在り方や中学生に対して先輩からの学校説明がありました。どちらの提案も彼ららしい提案だったと思います。

また、加古川図書館に関しても「図書館っていくらするの?」や「これからどうなるの?」といった質問をしました。市長からも具体的な話はいくらかいただきましたが、建物の維持と耐震補強など金銭的な部分を問題視されていました。

市長懇談のあと、JL部リーダーのぐい君が「網干訪問や市長懇談を経験して、やっぱり『やらんとあかん』と思いました」と言ってくれました。JL部のメンバーたちはpakupakuparkの活動を通じて少しずつ成長しているんだなーと感じました。

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【図書館の壁を使ってまちづくりセミナー】

●マーケットでまちを変える
11/4は活動が盛りだくさんの日でした。市長懇談のあとは、図書館の壁を使ってまちづくりの勉強会を行いました。

Guestspeakerとして『マーケットでまちを変える(学芸出版)』の著者、鈴木美央さんにお越しいただき、マーケットを使ったまちづくりについて事例紹介をしていただきました。

美央さんからはマーケットを通じてまちに伝えたい事、まちに作りたい風景を教えていただきました。マーケットはいろんな人が主役になれる場所。それは、地域の中に隠れている宝物を掘り起こすような感じ。事例紹介であった人口4000人のまちでは、まちの人たちが自分たちの個性をマーケットで表現することで、生き生きとしたどこにも負けない誇りを持った自分たち色のまちになっていました。

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●誰かが安心して過ごせる場所
美央さんは「公共空間は私のセーフティネットだった」とおっしゃいました。日々の生活に追われたとき、ふと一人で公共空間に身を置くことで自分をリセットすることができたそうです。それは、自分とは縁もゆかりもない人たちが自分たちの時間を過ごしている風景を見てそう思えたからだそうです。

公共空間には様々な人の生活を内包する力を持っています。そんな多様な空間に身を置くことで自分を見つめなおし、前に踏み出すことができるのかもしれません。人がいるから場所が育つ、加古川図書館を中心とした公共空間が私たちのセーフティネットとなるような風景を伝え続けていく必要があると思いました。

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PakuPakuな人

O+Architecture主宰 鈴木 美央さん

鈴木美央さんは以前、イギリスの有名な建築事務所で世界をまたにかけて建築のお仕事をされていたそうです。充実した日々を過ごす中、使う人の視点に立った建築の在り方を模索するようになり、マーケットを使ったまちづくりに取り組むようになったそうです。自らも住まいの埼玉でマーケットを主催する美央さんのまちづくりは全国に広がっています。

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