pakupakudayo_

読書好きのピチピチ高校生。

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最近の記事

本棚の本当の魅力

幼い頃の僕にとって、本というのは図書館で読むものだった。 お小遣いがなかったので、本屋で買うことはなかったし、借りて家に持ち帰れるのは数冊だったので図書館で読んでしまったほうが楽だと思っていたからだ。 そういうわけで、僕は本棚というものに憧れを抱いて生きてきた。自分の好きな本だけを集めた、自分だけの城。最高。高校生になってやっと、その念願を果たすことができた。 小説はもちろん、マンガやカルチャー雑誌だったり、いつか路上で売っていたのを一目惚れして買った冊子のような詩集だ

    • 読書の時間

      夜は読書の時間。 昼間に読むんもいいけど、みんながせっせと動いている時間にゆったりと過ごしていると、そわそわして落ち着かないので、気が散って本に集中できない。 なので、やることが全て終わって、さぁ寝るぞーとベットに入ったときに読むのが一番、落ち着く 。 始まりは、寝る一時間前にはスマホの電源を切るのがいいと聞いたので、実践してみたものも、睡魔が来ないので読書をしていると、これ、最適解じゃん…と気付いたことだが、今はこれをしないと寝れないぐらいには、僕の生活に根付いている

      • 七夕のタブー

        七夕の日、友人と学校帰りにマクドナルドに行ったときのこと。友人が 「そういえば、今日、七夕やな。なんかお願いした?」 と訊ねてきた。 すっかり忘れていた僕は 「いや、してない。でも、べたやけど、織姫と彦星がもっといっぱい逢えますように。って、いつも短冊に書いてたわ。子供ん時とか。」 と答えた。すると、それを聞いた友人が驚いた顔をした後に、コーラの余った氷をバリバリ食べるのをやめて、真剣な顔で 「いやそれあかんで。」 と言った。 一瞬、何のことか分からなかったが

        • バスでイライラ

          学校の帰り道、バスに揺られていると、自分の一個前の席とそのもう一個前の席に座る人が話しだした。 一人は若い大学生ぐらいの女性で、もう一人はハンチング帽から白い前髪がちらっと見えるシワだらけのお爺さんだった。 お爺さんが席を乗り出して、後ろを向いて喋っている。 変わった組み合わせだったので、絡まれているのかと思ったが、どうやら、お爺さんの通う病院にその女性とそっくりな人が入院しているらしく、それが親族ではないのかと、尋ねているようだった。 予想どうり、その女性の姉だった

        本棚の本当の魅力