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ロックバンドという面(ヅラ)をしたエンターテイナー 「マキシマム ザ ホルモン」

おいっす!
先日の「マキシマム ザ ホルモン 面面面〜フメツノフェイス〜 @KT Zepp Yokohama」のライブ後、奥さんに「今日しか買えない限定Tシャツ3枚買っちゃった〜」と言ったら、めちゃくちゃに呆れられたイシタクです。
#腹ペコあるある?

※「腹ペコ」とはマキシマム ザ ホルモンのファンの総称のこと

さて、先日ボクが大好きなマキシマム ザ ホルモンの全席・顔面指定席ライブ「面面面(ヅラヅラヅラ)〜フメツノフェイス〜」横浜公演に参戦してきました。

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そして、ライブ後の余韻が冷めないうちにブログを書いておきたいと思い、急いでパソコンに向かっております。

「面面面」を体験して思ったこと、感じたこと、考えたことをヅラだけにツラツラと書いていきたいと思います。
#はい?

▼伝えたいこと

このライブを体験して感じたことを結論から一言うと、「マキシマム ザ ホルモン」はロックバンドでありつつ、圧倒的なエンターテイナーであるということです。

よく知らない方にとっては、「マキシマム ザ ホルモン」っていうバンドは知ってるけど、「ああ、あのうるさめの音楽やってて怖そうな人たちのバンド」という印象を持っている人も多いと思います。

違うんです。彼らはエンターテイナーなんです。

エンターテイナーと聞いて何をイメージしますか?
エンターテイナーという意味をWikipediaで調べてみると以下のように出てきます。

エンターテイナーは、自身の特技、演技、芸、パフォーマンス、マジック、音楽などを披露し、観客を楽しませる或いは笑わせることで接待するコメディアン、ミュージシャン、マジシャンを指す。


ミュージシャン(バンド)はエンターテイナーの一種みたいです。
ただ、「ロックバンド=エンターテイナー」という連想にならないのはボクだけでしょうか?

▼なぜエンターテイナーなのか

では、なぜ「マキシマム ザ ホルモン」が最高のエンターテイナーだと思ったのか。
その理由をヅラだけにツラツラと書いてみたいと思います。
#また言う?

主に理由は以下の3つがあります。
・応募段階からファンが楽しめる余白がある
・ライブ当日の制限された中でとことんファンを楽しませてくれる
・ライブ後もドキドキが止まらない

実際にライブの詳細をお伝えしながら3つの理由に沿って、エンターテイナーなる理由を説明していきます。

▼応募段階からファンが楽しめる余白がある

楽しませてくれる要素は応募段階から始まっています。
ライブに参加できるための応募・抽選の仕方が斬新すぎるんです。
通常は単純にチケット販売サイトなどで応募して抽選結果を待つことが多いですよね。

がしかし、面面面ではまず自分が応募したいヅラカテゴリー(顔のカテゴリー)を選ぶところから始まります。

ヅラカテゴリーは「コッテリー組」「太陽族」「カロリーメイツ」「ペコマダム」「黒魔法少女隊」「オシッコちゃん」「X-M●N」「どっぷりオカン」など、ホルモンメンバーが決めた20を超えるカテゴリーに分類されており、カテゴリー分けからしてもう面白い。

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「自分のヅラ(顔)はこのカテゴリーだ!」とカテゴリーを選んで、自分のリアルな顔写真を送ることで応募が完了します。

そして、メンバー全員が一人一人のヅラ(顔写真)をチェックし、「このヅラがこのカテゴリーにはふさわしい!」と選ばれた人が当選となります。

つまりは自分のヅラ(顔写真)で当選かどうかが決まるという(いい意味で)なかなかイカれた抽選方法です。笑

ちなみにボクは「会社の偉い役職風ヅラ、または本当に偉い人」という「上層部」カテゴリーで応募して当選しました(笑)
#まさか薄毛がここで活きてくるとは思わなかった

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こういう自分を表現できる企画って腹ペコからしたら大好物なんです。

「どの顔写真でエントリーしようかな」
「このカテゴリーは倍率高すぎるかな...」
「でもこの顔写真で勝負すればいけるかな...」
「よっしゃいっそのこと、このカテゴリーに応募するために髪型変えちゃおうかな...」
「ちょっと上層部ヅラに寄せて七三分けにしてメガネかけた写真にしてみよう」

などなど、応募の段階で迷うしめちゃくちゃ考える。(笑)
ただ、それが楽しい。

まだ当選してないのにこの段階でもう楽しいんですよね。一つのエンタメになっていて、そこがすごい。

つまり、応募の段階から僕たちファンである腹ペコが、思考を膨らませることができて楽しむことができる余白がデザインされています。


▼ライブ当日の制限された中でとことんファンを楽しませてくれる

ライブ中のMCでナヲちゃん(ドラム担当)がこんなことを言っていました。

「人は制限されたら、その中で楽しむ方法を見つけ出す」

その言葉の通り、ライブ当日も「制限された中でどう楽しんでもらうか」が徹底的に考えられていました。
それが「ヅラ エモートスキル」。

当選した人たちにはそれぞれヅラカテゴリーごとに決められた「ヅラ エモートスキル」と呼ばれるアイテムを持ってきて良いことになっていました。
新型コロナウイルス感染症対策として、ライブ中に声を出すことを禁じられているので、何か音を鳴らせるものや、声援をおくるためのアイテムです。

「手作りマスカラ」や「手作りデコうちわ」「お気に入りの袋入りスナック菓子」「パソコンキーボード」など、カテゴリーに合わせた指定ヅラ エモートスキルがありました。

ちなみに上層部は日経新聞や経済雑誌等だったのでボクはプレジデントとお気に入りのビジネス本を持って行きました。
#ビジネス本の選出はホルモンが「レーベルに所属しながら自由に活動している」という意味を込めてます

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ここでも、腹ペコとしてはヅラ エモートスキルを何にしようか悩みます。

「どんな手作りデコうちわにしようかな...」
「どのスナック菓子にしようかな...」
「キーボードはhp製(ヒューレッド・パッカード)のにすれば腹ペコ("h"ara"p"eko)のhpの意味にもなるからhpのキーボード買おう」

そう、結構色々考えなきゃいけないので結構めんどくさいんです。笑

でもホルモンのためならどんな難題でもめんどくさいことでもやっちゃう。
いや、なんなら自ら進んでやっちゃう。

そう、ボクら腹ペコはホルモンの前だとドMなんです。
そういう仕掛けをしてくれるから、ボクらドMの腹ペコにとっては楽しくてしょうがない。

「ライブ中に声を出してはいけない」という制限された中でどういう仕掛けをしてどうファンに楽しんでもらうか

そんなアツい想いをメンバーから感じました。


▼ライブ後もドキドキが止まらない

ホルモンの公式SNS等でも公表されていましたが、実はこの「面面面」というライブツアーの様子の配信が6月に予定されています。
ライブ当日でもそのことは発表されて、腹ペコたちは歓喜しました。

となると、参加している腹ペコとしては、6月の配信が楽しみで仕方がないですよね。

「自分映ってるかな〜」
「どんな風に編集されてるんだろう」

そんなドキドキ感が高まります。

また、当日ライブに参加した人だけが注文できるスペシャルTシャツというものがありました。

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6月ごろに届くとのことで、これもまた届くまでドキドキワクワク。

まさにライブが終わった後も「ドキドキすること」の連続です。
#ド〜キ〜ド〜キ〜することすることすること〜

ライブが終わったらそれでおしまいではなく、ライブが終わった後もファンがドキドキすること、ワクワクすること、楽しめることをちゃんと用意してくれています。
抜かりないですよね。腹ペコながらアッパレです。


▼まとめ

以上、マキシマム ザ ホルモンがエンターテイナーである理由をお伝えしてきました。

3つの実例を紹介しましたが、注目したいのは「面面面」というイベントのどの部分を切り取っても腹ペコとしては楽しいということです。

裏返すと、ライブまで、ライブ当日、ライブ後とどの過程でも腹ペコを楽しませる仕掛けがあるということ。

正直、ボクはライブ当日迎えるまでにすでに腹7分目くらいまで楽しんじゃってました。(笑)

そして当日の圧倒的なライブパフォーマンスでダメ押しの麺カタコッテリスープを胃袋に流し込まれ、腹10分目(満腹)を突破し、おかげでライブ後は余韻というゲロを吐き続けました。
#いきなり汚い話してすみません

何が言いたいかというと、「マキシマム ザ ホルモン」は「ロックバンド」という枠には収まりきらない、圧倒的な「エンターテイナー」だということ。

ボクがなぜこんなにもホルモンが好きなのかを考えた時に、やはり1番自分をワクワク、ドキドキさせてくれる存在がマキシマム ザ ホルモンだからなんです。

ある時は「楽曲」であり、ある時は「ライブやフェス」で楽しませてくれる。
ある時は「映像作品」であったり、「ゲーム」だったり「本」で楽しませてくれる。
そしてまたある時は「YouTube」や「グッズ」や「企画」で楽しませてくれる。

とにかくいろんな角度からボクら腹ペコを楽しませてくれるホルモンは、まさに「ロックバンド」というヅラをした「エンターテイナー」と言えるでしょう。


▼最後に

「面面面」を体験して思ったこと、感じたこと、考えたことをヅラだけにツラツラと書いてみました。
#しつこい
#ヅラばっかもうええて!

もっといろいろ書きたいことはありますが、長くなりそうなのでこの辺にしておきます。

面面面に限らず、特にエンタメ業界に携わっている人は、ホルモンから学べるものはたくさんあるなと思っているので、何か参考になれば嬉しいです。

ボクも今回の体験を仕事やプライベートに活かしていきたいと思います。

ではまた。

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