バスがペシャワールの女性を教育や仕事へ案内する

•BRT Peshawarは安全性を高め、女性スタッフを雇用します
•バス停への行き方は多くの人にとって依然として問題です

ペシャーワル:Mah Jabeenは、両親の家で雑用をこなす毎日から、そして結婚させられることからも故郷の都市の新しい公共バスシステムが彼女を救った

ペシャワールのBus Rapid Transit (BRT) システムのおかげで、23歳のJabeenは、植物学者になるという夢を抱き続けながら修士号取得を継続することができたと述べた。

「両親は私の教育をやめることに決めました...彼らは私が古いマツダのワゴンで移動するのを嫌っていたからです」とJabeenは大学に向かう途中に言った。

新しいバス停は大学の正面玄関からほんの数分のところにある。

2020年から開始されたBRTは、2016年の調査で女性のドレスコードがブルカ(イスラム教女性の服装でテント状の布での女性が肌を他人に見せないようにテント状の布で全身を覆い、顔の部分のみ網状になっており視覚を確保できる仕組みのもの)とベールを標準としている女性たちの90%が公共交通機関を利用するのは危険だと感じていると結果づけ、そういった女性たちにBRTがいかに人気かを裏付けることとなった。

世界銀行によると、パキスタンのバスやバス停では、見つめたり、口笛を吹いたり、触れたりするなどのセクハラが蔓延しており、多くの女性が一人で行動することを警戒し、給金のある仕事を探すことを躊躇う傾向にある。

しかし、ペシャワールでは、CCTVカメラと警備員が装備され、駅は明るく、女性の乗客がより安心できるディーゼル電気ハイブリッドバスを起用し、座席の4分の1が女性専用となった。

BRTの2,000人の従業員のうち約15%も女性であると、BRTを運営する国営企業であるTransPeshawarのスポークスマンであるM.Umair Khan氏は述べた。

彼は、そのような変化が、なぜわずか2年間あまりで、女性の利用がわずか2パーセントから、市内のバス利用者の約30パーセンまで膨れ上がる結果になったと述べた。

バイクとリキシャ
ホールに本拠を置く経済センターのプロジェクトマネージャーであるLala Rukh Khan氏は、パキスタンの女性は男性よりも公共交通機関を利用していると述べた。

ラホール経営科学大学のサイダワヒード・ジェンダー・イニシアチブのディレクターであるHadia Majid氏は、そのため、家以外で仕事や勉強をしたり、専門家のネットワークを構築したり、社交的に余暇活動に参加したりすることが難しくなっていますと述べた。

 

「安全で信頼性が高く、手頃な価格の公共交通機関により、労働者はより遠方での就職活動に従事し、適切な仕事を見つけることができます」とMajid氏は付け加えた。

パキスタンでは女性が自転車やバイクに乗ることはめったになく、リキシャを利用することは安全ではないと考えられている。 男性で満員のバスや乗り合いバンは、多くの女性を遠ざけるか、またはJabeenのように、家族が女性の行動を制限するような助言をする。

 このような問題は、パキスタンの女性の労働力参加率が世界で最も低く世界銀行のデータでは、2015年の約24%から2019年には23%に低下した理由を説明する裏付けとなった。

しかし、頻繁なバス、専用車線、地下鉄のような駅、そして市内全域の接続性の向上により、BRTは移動を安価に、速く、そしてより安全になった。

最大運賃は約Rs30で、低所得世帯の女性に特に人気がある。

 TransPeshawarの従業員であるUmme・Salmaは、リキシャと専用ミニバスで毎日仕事に行くために280ルピー捻出していると述べた。 彼女は運賃を節約できるだけでなく、毎日の通勤時間も約30分も短縮されたと語った。

 「ラストマイル」の問題
しかし、まだ改善の余地があるとCERPのKhan氏は語った。

Salmaは、多くの乗客と同様に、家とバス停の間の15分の距離を歩く必要がある。これは、女性が安全に移動できるようにするために克服しなければならない「ラストマイル」の接続の問題である。

 「質の高い公共交通機関への投資は、女性がドア・ツー・ドアで安全に行動できるよう、政策に組み込む必要がある」と彼女は付け加えた。

女性の権利活動家によると、街灯の不備、人里離れた地域での警察のパトロールの欠如、歩行者用インフラストラクチャーと公共トイレの不足により、女性の一人での行動が危険なものになる可能性がある。

BRTシステムの新しい利用者であるMadiha・Shakir氏にとって、バスだけでも人生を変えるような大改善である。

「私は公共交通機関を一人で利用することが許されていませんでした。結婚したときは、付き添いなしで出かけるのが怖かったので、夫が私を市場に連れて行ってくれるのを待っていました」続けて「それが私にとってどれほど苦痛であったか」とバスに乗った主婦のShakirは言った。

 

原文:
DAWN Of a bus that puts Peshawar's women on road to education, jobs

 

 

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