北海道の都心でインド映画が観たいと叫ぶ。

切実なんだ。そんな話。

RRRからインド映画ブームが来ているニッポン。
もちろんそれはニッポン最北端の北海道だって同じだ。北海道の数少ない映画館でも終わっては始まり、終わっては始まりを繰り返し道民はそのたびに救われてきた。

しかし、このブームが来る半面、沼に落ちるほど道民を苦しめられている問題がある。

インド映画、津軽海峡を越えられない問題

これである。もっと言うなれば、インド映画は北海道へ来づらい。
RRRが流行ったことにより多少は来るようになったものの、やはり本州に比べれば少ないことこの上ない。

「そら東京や大阪に比べたら来づらいだろ」と思われるだろう。
そうじゃない、そうじゃないんだ。だってたびたび上映を復活しているヒットインド映画でも青森県で上映が止まっているんだから。

ツツウラウラに北海道は含まれない。

たびたび私も映画の事で吠えては皆に心配をおかけしてる。

映画館を脅す始末。本当にすまんかった。でもそれくらい切実なんだよ、推し映画を地元で上映されない不安ってのはよ…。

んでですな。何故インド映画が北海道に来ないのか。その理由を諸々考えたから語らせてくれ。
その後にはTwitterとかで聞いた地元に映画を引っ張り込む方法も書いてこうか。

そもそも道民は映画館に行きづらい。

これはまず第一にあると思うんだ。自分の周りも映画は観るけど映画館には行かないって人が多い。これはおそらくなんだけど北海道の地域性が悪い意味で出てるんだとおも…。
というのも道民ってあんまり外出イベントが得意じゃない。冬が過酷だったり土地が広すぎて移動が困難だったり、とか色んな理由があるにせよフラッとどっかに出るってことが少ないんだよね。
だから映画館とかに出かける人も結構少ない、気がする。そりゃ有名作品がでけぇ映画館でやるって時はガーッと人が入ってるけど、知名度がちょっとでも低い(でもTwitterとかでバズってる)映画は結構初日でもスッカスカだものね。他では結構埋まっているのにさ。

映画館がすくねぇ。

映画館の少なさも原因の一つよな。映画館が少ないってことは上映する場所の候補が少ないってことだからね。
いや、地方に比べたら映画館の数は少ない方じゃないと思うんだ、本当は。でもね、いかんせん土地が広いからよ。各所に点々とあってもそれは北海道全体の数として数えられるかって話なんだよな…。
そして、それぞれの地域人口を考えると各映画館でぽっと上映しても集客につながるか?といえばそうでもないし、自分みたいなコア民もホイホイ貢献しに行けないのよ。

と、ここで北海道の中心部にある映画館をピックアップしていこうか。
多分地元民でも行ったことがないって場所はめちゃ多いと思う。

▼札幌シネマフロンティア

駅チカではなく駅イン映画館。

北海道二大映画館の1つ(個人見解)。さっぽろ駅の中に入ってる映画館。ほとんどの道民はここか次に紹介する映画館で観てると思う。くそでけぇスクリーンしかほぼない。ポップコーンやドリンクがちょい小さい。

▼ユナイテッドシネマ札幌

ロビーではU-NEXTや電動歯ブラシのキャッチをよくやってる。

北海道二大映画館の1つ(個人見解)。サッポロファクトリーという施設に入ってる映画館。IMAXや4DXなどの特殊スクリーンがあるのは北海道でここだけ。インド映画はラージャマウリ創造神のものしかやってるとこみたことないかも。

▼シアターキノ

知る人ぞ知る、って感じ。

ミニシアター枠。おしゃレトロな映画を上映している(新・旧含めて)。チケットはネット販売してない。席番が決まってない整理券制だから良い席確保するなら早めの整理券をゲットすべし。

▼サツゲキ

元々スガイディノス札幌劇場だったのが移転してサツゲキに。

北海道インド映画ファンの期待の星。応援上映もやってくれるハイパーミニシアター。痒い所に手が届く感じの上映映画チョイス。一時期Twitterで話題になった「映画には餅」をバズる前に打ち出す流行りの先を行く映画館。

ま、こんな感じかな。ほかにもあったらすみません。(なんかマイナーな劇場が他にもあるってのは聞いたことがあるけど行ったことない)
この後すすきのにもTOHO系映画館が出来るけど、どうなるかね。その時にはここ更新しておきます。

基本、道民が映画を観に行くっつったらこの4つのうちどれかだと思う。どれも個性的でそれぞれ役割を持った映画館で大変よろしい感じではあるのよね。
この中でインド映画をやってくれるのは「札幌シネマフロンティア」と「サツゲキ」。(ユナイテッドシネマ札幌は有名作品しかやらないので除外とする)
札幌シネマフロンティアもそんなに数は多くないけど、思い立った時にふとインド映画を上映するから見逃せない。
サツゲキは最近インド映画をいっぱい上映してくれるようになってる。まぁスガイディノス時代もムトゥの復刻上映したりバーフバリの応援上映したりはしていたんだよね。ありがたや。
最近も自分の推し映画、「ランガスタラム」を上映してくれるとのことで発狂いたしました。感謝感激雨嵐ですぞ。

4000円のムダ金だって痛くねぇ。

しかし、ちらほらとインド映画を上映してくれる映画はあるものの。やっぱりこの2劇場を持っても地方の映画館やミニシアターに比べたらほんっとうに上映作品が少ない。
今のところRRR以降、北海道で観れたインド映画といえば「バンバン!」「エンドロールのつづき」「ブラフマーストラ」、で現状決まっているのは「ランガスタラム」「K.G.F: CHAPTER 1・2」くらいかな?他の都府県ではこのバイバインはやってんぞ、インド映画の上映をよぉ。

インド映画仲間とも良く話すんだけど、兎に角タミル語のインド映画が来づらい気がしている。何故か。
「マスター/先生が来る!」が観たい、「響け! 情熱のムリダンガム」が観たい、ヴィジャイさんの映画が観たいんだよ!!

じゃあどうすれば地元でインド映画が観れるんディス?

どうすればいいのか。
まぁ兎に角公式やシアターが動かないならこっちで動くしかないのさ。

①兎に角リクエストを送れ
これはTwitterで上映無しを嘆くたびにめっちゃリプされるんだけど、兎に角劇場のお問い合わせとかの窓口にリクエストを送るべきだと。
ま、まぁ送ってるんだけどね…どうやら熱意が足りないようだ…。
一番いいのはグループを作って皆で送りまくる事。幸いなことに札幌在住のインド映画ファンは積極的な人が多くドコスコ送れてるから今後この行動に芽が出ることを願っている。(実際ランガスタラムの上映は皆の活動のおかげだと思ってる。確実に。)

②映画を観ろ!!!!!
基本中の基本ですね。このジャンル、人気あるんすよ~!ってのをシアター側にみせつけなきゃならんのだ。聞いた話だと上映が開始してから初めの金・土・日が重要な期間らしいから兎に角埋めることだな。といっても開始する前から映画を他の人に宣伝するのは難しいだろうし、自分で出来るだけ劇場に通うってのはマジ大事だと思う。もちろん私生活は大事にして…。

③SNSで暴れたおす
SNSで劇場名指しで土下座&懇願ツイートをするのも1つの手…いやまぁこれはちょい姑息だけどね。でも最近の劇場、とくにミニシアター系はよくSNSを見てるから結構効果的だと思うのよね。
ワンチャン配給というか映画の公式が拾ってくれたらめっちゃ良い流れ。あとはシアターをたらしこむだけよ。

フォロワーさんのツイートをムリダンガムが拾ってくれたの、めちゃでけぇ。

④継続は力なり
そして最後はそう、継続。①と②と③を継続する事。
特に①は送るのが面倒くさい、②は金がかかるってんでかなり息切れをしてしまうことはあると思うけど、兎に角やるしかないんだ。皆の活動でインド映画の津軽海峡越えに希望が出る。

北海道のみんな~!映画観ようぜ!

そもそも論、地元でたくさん映画を観ることが一番大事になってくるのよね。最初も言ったけど北海道の人たち、ほんと映画館行かないから…。
気になる映画には必ず足を運ぶ。これってマジ大事。
「配信で待てば…」「円盤出るのを待ってる…」って結構言われるけど、そうじゃない、そうじゃないんだ。
インド映画含めて映画は“映画館で観るために作られてる”部分があるからほんと1回で良い、リピートは配信やら円盤でもいいから1回でも映画館で観てください。選挙と同様でその1票(1回)が大事だからな!

えーっと何の話だったか。
そうそう、インド映画を北海道に呼びたい。そんなお話だった。
兎に角みんなで頑張ろうぜってお話です。
頑張ろうな、インド映画を欲する道民の皆さん。

以上!

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