【備忘録】ベンゾ減薬進捗9

この記事は、あくまで一個人の体験記録です。「私の身にこんなことが起こりました」という情報にすぎず、医学的・薬学的なアドバイスをするものではありません。

だいたい月に1回のベンゾジアゼピン減薬進捗です。私のベンゾに関連する体験と、今までの減薬記録はマガジンにあります。


ジアゼパム減薬を本格的にスタートしてから310日以上経ちました。
ピルカッターで錠剤を8分の1等にカットして漸減中。
1か月に1回の減薬(約1か月ステイ)ペースです。

9回目の減薬からステイ中、体調は上下しました。様々な症状が出ました(暑い夜間に体の火照り、イライラ、不眠が起きる。そして不眠からくる疲れ、目の違和感など~)
ベンゾが関係しているかもしれない。けど、全部が全部ベンゾのせいと一概には言えないと思う。
なので、ストレスをためないように、のんびり、ごろごろ過ごしていました😀
日が経つにつれ過ごしやすい気候になって体も楽になり、症状はかなり落ち着きました。なので、10回目の減薬に進みました!
※「安定したら進む」のが私の減薬方針です。今のところは体調が安定するのに1か月くらいかかります。なので、1か月に1回の減薬ペースになっています。

では、10回目の減薬の結果報告です。
朝夕の2回服用。前回朝分を減らしたので、バランスを考え、今回は夕分を減らしました。結果、朝0.75mg、夕0.75mg、1日合計1.5mg服用になりました。

減薬回数  変化率  減薬率   
9回目  ▲12.50%  56.25%
10回目  ▲14.29%  62.50% ←NEW

減薬スタート当初(朝夕2mgずつ、1日合計4mg服用)からずっと同量減薬(0.25mgずつ)しています。だから、変化率がどんどん大きくなっていますね。つまり、減薬スピードが速くなっている。コレ、本当は要注意なんですよね。

今回はどうしようかと悩みましたが、前回、離脱症状がほとんどなかったので、今回も同量減でチャレンジしてみました。辛かったら少し戻せばいいもんね! と、開き直って。

結果、今回の離脱症状と思われる症状は...
減薬4時間後に筋肉痛のような肩の痛みと、倦怠感が出ました。
そのまま就寝して、翌朝には治まっていました。以上です! その後も特に、日常生活に支障をきたすような辛い症状はありません。

またも激しい症状はなく、ちょっとした体調不良程度で済みました。減薬後半戦になって、すっかり離脱症状が鳴りを潜めています。ありがたいことでもありますが、不気味でもありますね。脳が回復してきたのか、それとも今は沈黙していて、後でドカンとくるのか。

ここで、大きな離脱症状がないからといって調子に乗って早まってはいけませんね。これからも減薬は体調を見ながら、少しずつ、焦らず、マイペースに。「日常生活を送ることを楽しみに」毎日を過ごそうと思います。

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今回の独り言のコーナー
●最近の出来事より(医療は日進月歩)

古本屋で精神科関連の本を探してみた。
おそらく学生が勉強したであろう参考書を見つけた。
ベンゾについて、もちろん載っていた。
「長期服用しても全く問題がない」とはっきり書いてあった。
前の所持者は、律儀にそこに黄色い蛍光マーカーで線を引っ張っていた。
初版の年を確認したが、そんなに古い本ではなかった。

長く飲んでも安全というのは、医師にとってはありがたい話だったんだろう。私が初めてかかった精神科医のように、離脱症状を認めたくないのも、哀しいかな、分かるような気がした。(だからと言って、赦してるわけではない。私は憤っている。)
「だって、そう勉強したんだもん!」という声が、どこからか聞こえる気がした。


”現時点では” そういった事実は認められていないから、大丈夫でしょう。

そんな言葉に対して、どうやって信じればいいのか私には分からない。
科学は発見された事実、データを基に積み上げられる。けれども、”まだ発見されていない事実”や、”自分の視界の外にある、自分に都合の悪い、信じたくない事実”も存在している。

今、私たちが見ていること、知っていること、信じたいと思うことは、全体の一部分でしかないことを自覚しておく必要があると、最近特に強く思う。