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”日本食の歴史”から”因果”を考える

こんにちは。

久喜市鷲宮のスモールジム&整体「身体改善サロン ペインフリー」店長の高橋です。

今日のテーマは「”日本食の歴史”から”因果”を考える」です。

先日は「栄養に関する素朴な疑問」という記事を記しました。

その中で、

・われわれの身体は、何百年何千年という年月をかけて少しずつ進化(変化)し続けている

・タロイモだけで生きていける部族がいる

・日本人は海苔から栄養を吸収できる唯一の人種

・人間の祖先が果物や野菜から日常的にビタミンCを得られたため、人間の身体はビタミンCの合成能力がない

・物事は「因果」ですので、「結果」だけを見るのではなく「原因」にフォーカスすることが大事

といったところまで記したかと思います。

今日はその続きを少しばかり。。

「日本人が食べてきたもの=日本食の歴史」

を見ていくことで現代のわれわれの身体を作った原因が見えてくるかもしれません。

ということで「日本食の歴史」を簡易的にまとめると以下です。

・縄文時代
→狩猟、漁猟、食物採集が主流の生活
→クルミ、クリ、トチ、ドングリなどの堅果類
→シカ、イノシシ、魚など

・弥生時代
→稲作が伝来し、農耕生活が始まる
→米、粟、稗、小豆など

・奈良時代
→貴族階級は米、庶民は粟や稗を主食とする
→貴族は肉を食べなくなり、乳製品の一種である蘇(そ)で補われるようになる

・平安時代
→牛乳などの乳製品が多く普及し始める
→貴族の間では肉食禁止の文化(仏教)が継続されていたが、庶民は肉を食べていた
→食品をいかにきれいに盛合わせるかという美の工夫がされるようになる

・鎌倉時代、室町時代
→肉を食すことが禁忌ではなくなり始める

・安土桃山時代
→スイカ、かぼちゃ、玉ねぎ、唐辛子、じゃがいも、トマト、ほうれん草、バナナなどが外来してくる
→天ぷらなどの油で揚げる調理法や砂糖を使った菓子(カステラなど)も外来する

・江戸時代
→農業と漁業が大きく発展する
→塩、味噌、酢に加え、醤油が使われ始める
→砂糖、かつお節、昆布なども流通し始める

・明治時代
→上流階級の間で洋食が普及し始める
→牛肉食が流行し「すきやき」が誕生する
→庶民は和食がほとんどの生活をしていた

・大正時代、昭和時代
→洋食が庶民の間にも普及し始める

「クルミやドングリ、シカやイノシシ、魚」、「米食」、「乳製品(肉食の禁止)」、「肉食の再開」、「砂糖」、「洋食」などがキーワードになると思います。

牛乳などの乳製品を意外と早めに食していたことが意外でしたね。。

上流階級と庶民での食の違いから「美味しいものを食べる」というのがある種の原動力になっているように感じます。

しかし、現代ではある程度美味しいものが誰でもコンビニなどで簡単に手に入ります。

なので、そこは欲望に任せて選ぶのではなくしっかりと考えて選ぶべきで、

それができるかどうかで健康に対する差がつく時代ということですね。

ある程度の知識を持って、自分の頭で考える力を身につけたいですね。

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