見出し画像

クラシック音楽の深夜寄席


人前でピアノを弾いたりする仕事を選んでいながら、
自分は出役になるのはあんまり興味ない、
向いていないと思っていました。
なのでこの数年、人前での演奏は最小限に留めて引っ込んできました。


けど。
お上品なクラシックピアニスト、
というのが合わないだけ。

もっと芸人マインドなら出てみたい!と
今日気づいて「これだわ!」となりました。

芸人マインドとは何か?

クラシックは金持ちの暇つぶしやステータスみたいな、単なるお飾りじゃない。
と、私は思っています。

本来もっとドキドキする「ナマ」のもの。

作曲家たちの反骨精神や遊び心、
大胆さが浮き彫りになるような。
ちゃんとおもしろい、ちゃんと生きているクラシック音楽。
現代人が共感できるような、時代と切り結ぶような。
血が沸き立つような。
勇気が湧いてくるような!!

そんなクラシックピアノ芸(演奏!?)ができるようになりたいって、
かつて胸を熱くしたことがあったのです…!!!

昔、立川談志の芸論を読んで感化されたことも思い出しました。

そういう挑戦的で、ざっくばらんな姿勢でなら、むしろどんどん人前でやりたい。
それがピアノを弾く上での私らしい望み、
やり方だと思いました。


そんなのは難しい。
これまでそう思い込んでいたのです。
勝手に「自分にはとてもできない」と。
初めから完成した芸ができなくていい。
少しずつ形にしていけばいいのにね。

それに付随して、
こんなことも思っていました。

落語の若手が末廣亭でやってるみたいに、
クラシック音楽の深夜寄席がやりたい…!
やる場所があればいいのにな…!!

それでどんどんライブ経験を積んで、
生の肌感覚に慣れて芸を磨けたら。
そういえば昔からそんなこと思ってた、って
思ったの。


…私は、どれだけ自分の夢を潰してきたんだろう。

で。
ちょうど聞いてたYouTubeで、
「夢は簡単に叶えていい」って言っててさらにストンとした。
難しい、時間がかかるって思い込んでる人は、すぐに簡単に叶える人を「ずるい」って
敵にする、って。

本当にそう。
私、最近とある人気の演奏家さんにものすごく嫉妬していたのです。
ピアノじゃない、別の楽器の方。
なのに彼女がどんどん夢をカタチにしている
美しい姿が、涙が出るくらい妬ましかった。
そんな自分に対し、
もう、勝手に人を敵だと思い込むのはやめたいと思った。

でも嫉妬を感じるのはチャンスでもある。
嫉妬なんて長らく感じることがなくて、
もうそんな感情は自分の中にないんだと思ってた。

なんか、瑞々しい…笑

まず月1でYouTubeライブをしよう。
「クラシック音楽の深夜寄席」とタイトルを
つけて。
いずれ誰かと寄席がやりたいけど、
まずサクッと今できることをやる。
誰が見てるとか見てないとかの問題じゃない。

私は、ピアノの練習そのものがとても幸せで、
さらに期限を決めて仕上げていく、
というゲーム性も好きなのだ。
それが、自分次第で今すぐやれるんだ。

わあ、いいかんじ。

結果じゃない。
その積み上げている間、
達成感、
自分の「これがやりたかった」に
フォーカスしよう。
遊び感覚で!

夢は、すぐに叶えていいんだ。

・・・

↓私のピアノinstagram🎹
ラヴェルやドビュッシーからジャズ、
楽曲分析など。
一緒に遊びましょう!

毎日寒いですね。体に気をつけて!