○3-5.サンプリング
・依頼状況や入手状況について、ステータス管理が必要
・『実施基準』Ⅱ.3.(3)④ロ
①代表的サンプリングの必要性
・「特定項目抽出」で推測できるのは、特定条件を満たす偏った集団の性質のみであり、母集団に対する評価は不可能。
・バイアスを除去するために、「代表的サンプリング」を行う。代表的サンプリングを行っても、誤差はゼロにならない。
②代表的サンプリングの種類
・非統計的サンプリング:外部監査人に対して、恣意性がないことを説明できる必要がある。
・統計的サンプリング:外部監査時にサンプルを流用できる。
③効率化ポイント
・外部監査人が内部統制チームのサンプリング手法を信頼して依拠してくれれば、現場担当者の監査対応工数を減らすことができる。
④サンプル数の決定
・許容逸脱率、予想逸脱率、サンプリングの信頼度、母集団サイズ、から決定できる
⑤逸脱(エラー)発見時の追加的手続
・コントロールから逸脱したサンプルが発見された場合、運用評価の結果を非有効にするか、サンプルサイズを大きくして運用テストを再実施する。
⑥複数事業拠点がある場合
・全拠点からサンプルを抽出する方法
・一定期間内に対象拠点をローテーションする方法