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リサーチは続く、そして

気づいたら昨日は床で寝てました。
眠い。

餌やりさんのお宅に1組の親子達が来ていることを知ってから、TNR(不妊去勢手術してリリース)を始めて、はやひと月。

その餌やりさんは、高齢者。初めはいきなりやってきた人間に警戒していましたが、良く言えば大らかな方で、話して行くうちに、自由に来て捕獲して良いと言われ、掛かる費用も全てではないにしろ、いただけました。
ただ、悪く言えば適当な所もあって、買って放置された植木鉢が家の周りに沢山。
敷地内は捕獲器を置くスペースや餌場もほとんど無い状態。なので、ダメ元でお庭の整理しませんか?と言ってみたところ、あっさりOKがでました。

何匹か捕獲が終わった頃、植木の整理をしにお片付け。
2日かけて、ゴミ袋12袋分のゴミが出ました。
植木も、狭い鉢でずっと頑張って生きていて可哀想なのだけど、花も咲かせられず、葉もほとんど無い。幾つかは職場に植えようと、貰って帰りましたが、あとは心を鬼にして捨てました。
猫ボラしてて、こんな結構なお掃除ボラもしたの、初めてかも。あのお婆さんは絶対掃除しないだろうし。
人の物だと迷いなく捨てられて、段々楽しくなってきますね、疲れるけど。
掃除が終わり、猫の餌場も綺麗になったので良かったのだけど、まだいるのは解ってても、姿が見えなくて捕まらない子が居ます。

そして困ったことに、この餌やりさんの所だけでは地域の猫を全て捕獲する事は無理だと判明。
他にこの地域に他の餌場はないか、未手術の子はいないのかを知るために、もっとご近所からの情報や協力が必要となりました。

そこで70件くらいのお宅のポストに野良猫の不妊手術をしていること、情報提供や資金の協力をお願いしたチラシを配りました。
が、連絡0…。0ですよ!
皆さん興味ないのかしら。

期待すると傷つくので、それはそれで受け止めて、
さて、どうするかなぁと思っていたところ、餌やりさんが、チラシを撒かなかったところの方から、たまたま猫情報をもらったとの事。
もう一つの餌場を知る事ができました。

さて、ここから試練の幕開けです。

そこの餌場の方に話を聞きに行ってみると、そこは親子4代に渡る繁殖が繰り広げられていたのでした。
猫の場合、子も親も孫も…4匹が同じペースで子供を産むって事です。手術の必要性は理解している方だったのに。
だったらなんでもっと早く取り掛からなかったのでしょう!1代目が居た時代にタイムスリップして、繁殖を止めたい、というか止めてこい!と言いたい。
それくらい、腹が立つわけです。
コロナ禍だったしと言い訳してましたが、怒りが込み上げてくるばかり。でもここは穏便に、穏便に。
貴重な餌やりさんですからね。

餌をあげてくれるのはありがたいです。でも、やるなら不妊手術をしなければ、あっという間に二桁。それ以外にも、場所移動、行方不明、事故、病気、どれだけ居たことか。
既にどこにいるか解らなくなってるのいるし。

幸い、手術をする事、費用は承知してくださる方なので、手のつけられないような偏屈さん現場よりは何倍もマシなのですが、本気度が足りないというか、その優柔不断さが仇となりました。

ちなみに、そのお向かいのお宅の方ともお話しができたのですが、猫の情報を聞くためにお話しすると

「ああ、猫いますね、うちのとこも通りますよ、最近増えましたね。」

とはいうものの、地域の問題という意識は遠く、

「私犬派なんで、猫の事情はわかりませんが、こんな風にされるんですねー。餌、やらなきゃ良いって前は思ってたんですけど、今はそうなんですねー」

はい、犬派とか猫派とか、しょっぱなに区別つけてくる人に、本当の動物好きは居ないと私は思っているのだけど。←ただこれが言いたかっただけ。

なんだか暫くかかりそうです。
寒くなる前に、次の子がお腹に入る前に終わりたい。

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