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横手山頂ヒュッテのあんぱん

紅葉の秋、食欲の秋ですね。


と言うことで、
今回は
「横手山頂ヒュッテのあんぱん」をご紹介します。

突然ですが
「雲の上のパン屋さん」って聞いたことありますか?

群馬県と長野県の県境には
標高2307mの横手山があります。
この山頂にある「横手山頂ヒュッテ」の中に、
そのパン屋さんがあるんです。
日本一高い所にあるから
「雲の上のパン屋さん」なんですって。

さて、
言葉から連想するものって
いろいろありますが、
私は、

→水がおいしい
→水を使ったシンプルな食に期待できる、
と想像してしまいます。

だから
「雲の上のパン屋さん」と聞くと、
そんな想像が、
すぐに、私の脳を支配しました。

そして、期待を膨らませ
標高2307mにあるのだからと、
朝ごはんをい~っぱい食べて、
準備万端、出発~!!


横手山ドライブインに車を止めて、
スカイレーターという
山を登るエスカレーターに乗車し、
リフトに乗り換え、瞬く間に山頂付近へ。

「………もう着いちゃった。
全然おなか空いていない…。」と思い、
とりあえず、山頂目指し、
平らなところを200m位歩き、
そこにある神社に参拝したり、
リフト近くに戻って、
展望デッキから
四方を見渡したりしましたが、
おなかは空きません。

お目当てのパン屋さんは
「午後には売り切れることもある」
と聞いていたので、
とりあえず、
正午前にパン屋さんへ行きました。

宿泊、レストラン、
パン屋さんが一緒になったヒュッテに入ると、
右手に、手作り感満載のパンが並んでいました。
「あったー!よかった~」と思い、
間近でパンを眺めました。

ご当地感ある「野沢菜を使ったパン」や
「りんごを使ったパン」。
ネーミングそそる「ハイジパン」など、
他にも、
どれも外せないと思わせる一軍選手が、ずらりと並んでいました。

店員さんに「お勧めと人気はどれですか」と尋ねました。
店員さんはいくつかの種類について説明してくれました。
その中で私のハートを掴んだ言葉は
「自家製あんを使った、アンパン」
だったので「あんぱん」と
個人的に好きな「クリームチーズ」が入った
「クリームチーズぱん」を購入しました。
値段は、いずれも300円。さすが、山の値段です。

サイズはどちらも、
手のひらからちょっとはみ出るくらいの大きさ。
ころんと丸みのあるフォルムでかわいいです。
ふんわりとしたルックスで、
アンパンには「ゴマ」がふってあります。

「防腐剤を使用しておりませんので、
お早めにお召し上がりください」と、
店員さんが教えてくれたものの、
やっぱりおなかは空きません。

「でも…
せっかくだからおいしさを味わいたい!」
この思いは譲れません。

そこで、脳内に、選択肢が登場しました。
A「おなかが空かなくても早めに食べた方が
おいしさを味わえる」
B「冷凍保存して、食べたい時に
温めて食べた方がおいしさを味わえる」です。
「う~ん…」悩んだ私は、後者を選択しました。
購入したパンを持ち帰り、冷凍庫に入れたのです。

そして、ようやく「あんぱん」を冷凍庫から出しました。

凍っています。
つぶれています。
しぼんでいます…。

しかしメゲズニ、霧吹きで水を湿らせ、
トースターに入れて、弱熱で長め~に温めました。

案の定、ふんわり感は失われていましたが、
きめ細かな小麦のおいしさと、
ほのかに甘いあんと、粒の食感を感じました。
また、トーストしたことで
香ばしさを味わうことができました。

とはいっても、やっぱり理想は、
はらぺこ状態で、2307mの高さで
北アルプスや富士山・佐渡島、
もしくは、雲海や夕陽を見ながら頂きたいものです。

リフトやバスでアクセスができる手軽さで人気の横手山は
歩いて登ることだって難しくないようです。
だって
「渋峠の駐車場から40分位、歩いて登ってきた。」
と教えてくださった方が居ましたもの!
「その手があったか!」と、勉強になりました。 
もちろん、
珍しい「スカイレーター」もお勧めですよ。

でも、何より
今度は、おなかをすかせて、出掛けますよ~!

紅葉や黄葉など、
秋の色に包まれて食べたら、
一層おいしいだろうな~、と
想像したら、おなか空いちゃいました。(笑)

ということで、
紅葉の秋、食欲の秋にお勧めの
「横手山頂ヒュッテのあんぱん」をご紹介しました。

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