何もできないので昔のことを思いだした

最近の体調の悪さは異様だ、仕事が終わった瞬間に頭痛、車の中ではお腹すいた〜と思っていたのに、
車を降りて部屋のドアをバタンと閉めるとわらわらと胃の気持ち悪さがやってきて、なんにも食べられなくなる。

ミックスナッツが体にいいと聞いて、買ってきてきておいて朝食べたら量が多すぎたのか、
出かけたら昼には胃が重くなって、全身の力も出なくて、
もう何もしたくなくなって無理矢理家に帰って眠る日もあった。
ほんとは、洗車もしたかったし、物干し竿を買いにいきたかったし、本屋に寄ったりなんかする予定だった。

寝ている間と起きた瞬間だけ体調が悪くなくて、意識がはっきりしてくるとともに胃も起きてきて、
ワタシ、チョウシ良くないですと信号を出してくる。嫌になって、また目をつぶる。起きたくない。

そんなことをしていると1日のリズムはすっかりずれて、まともに食事もしないまま、目だけが変に冴えて、でも翌日に足を突っ込んでいる。

家の冷蔵庫を開けると、胃に優しい生活をしようと思って買ってきた納豆と、ヨーグルト、乳酸菌飲料が残る。
全部賞味期限切れなのは、私を心配した職場の人が、それらを買った翌日に、大量の惣菜を買ってきてくれたからで、
その惣菜も油ものだったりして食べきれず消費期限を過ぎたまま、冷蔵庫にはたくさんの食べ物があふれ返っている。
この子ら全部、どこかのタイミングで捨てなきゃいけないなと思うが、ぽいぽいゴミ箱に入れる罪悪感を味わうのが嫌で、眠らせられる限り眠らせておく。

家に着き、倒れるように寝たり、動けないから寝たりする日を続けていると矯正器具であるリテーナー（マウスピースのようなもの）をつけるタイミングを逃しがちで、数日放っておくとなんとなく歯並びがガタついているのを感じる。
もともと歯並びが悪く、どうしても直したいと思って始めた矯正をやっと終えてから、こうやって並びが戻らないようにリテーナーをつけているが、やっぱりつけない日が続くと、私の歯は元に戻ろうと動き出すんだなと思う。
大学生のとき、この世に生まれおちて元々、歯並びがずらっと揃った男の笑顔を見て、かっこいいとか爽やかとか以前に、ずるいなあと思ったことがある。

私の歯は綺麗に並べても、少し自由にさせておくと、のろのろと元のガタガタの場所に帰っていくのに。これが本当の、わたしなのか。

でも歯並びが良すぎてディズニープリンセスみたいだったその男は、笑顔は素敵だったがその口からでる言葉はあまり綺麗ではなかったな。
彼はとても優秀だったけど、ずっと眠っているなど不真面目に授業を受けているある男が気に食わないようで、いつも顔を合わせるたびその男のことを見下す発言をしていた。
自分に害があるわけでもないんだしほっときゃいーのに。顔が綺麗なだけにもったいなかった。
可能性は低いが、めちゃめちゃ家が貧乏で
、大学を続けるためにバイト漬け、そのためどうしても日々眠くなってしまっているかもしれない、よく分からない男のことを想った。
私は目の前の男と比較したら（歯とかの）遺伝子が良くないし、慰めにならないかもしれないが、あんたの生き方を否定したりしないよ。

思うままに書いて話があっちこっちになってしまったと思いながら死んだ魚の目で時間を貪り続ける。ぽちぽちぽち。

冷蔵庫の中にはたくさん食べ物が入っているが、今わたしはコンビニにお粥を買いに行こうとしている。できたら漬物も。でももう夜中だし怖いからやめとこうかな。

人生は矛盾だらけ。明日ジムの予定を入れたのに元気に鍛える元気がない。冷蔵庫には食べ物がいっぱいあるのに食べられるものはない。歯並びが良いのに並べる言葉が汚い男。ナッツを食べて健康になろうとして健康を害す。

ハードすぎるね。