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ポンコツデー
一日特に何もせず、ぼーっとしたり、ひたすら寝たり、スマホやタブレットのゲームをしたり。
そんな一日を、我々(私とパートナー)は「ポンコツデー」と呼んでいる。
これもうつの症状なのか、なんだか体が怠くて重く感じる時がたびたびある。
前回の記事でも書いた通り、前職ではそんな日も無理やり出勤していた。
この症状が出始めたのは大学3年生の頃。
ひどい偏頭痛や生理痛が出始め、学校を休みがちになり、そのうち全身の怠さも出現してきた。
3日ほど布団から動くのが辛い状態が続き、母からは「そろそろ学校に行ったら」と声をかけられた。
どうやら、私がやる気がなくてサボっているだけと思われていたようだった。
私自身も本当は学校に行きたい。でも行けない。なんなら、高熱が出た時の怠さの症状だけが体にずっと棲みついているような、そんな状態だったからだ。
ただサボっていたわけではない。
「うつ」と言うと、精神的な不調というイメージは強いと思うが、私は身体的な症状にも苦しめられた。
むしろ私の「うつ」は身体症状から始まり、メンタル面では好調な今でも身体症状はたびたび現れるのだ。
かと言って発熱はないし、目に見えてはっきりとわかる症状ではないので、「サボっている」と思われてもまぁ分からなくはない。
でも、当の本人としてはどうにもこうにもつらいのだ。
本当は身近な人にこそ分かってほしいのに…と、学生だった当時はそんな悲しみも抱えていた。
実家を出て、同居しているパートナーはその点はわかってくれる。
それどころか、パートナー自身も身体的な不調を訴えることがたびたびある。
そんな時、彼が「今日はポンコツデーだ」と話していたのだ。
ポンコツデー。
なんだか、ちょっと響きも可愛らしい。
この言葉を聞いてから、たびたび調子が悪くなる自分に対しての失望感や罪悪感は多少薄れたような気がする。
調子が悪くてポンコツな自分。
そんな日があってもいいじゃないか。
開き直りつつも、今日もハッピーなポンコツデーを過ごしたのだった。
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