サーカディアンリズム
夏本番です。
朝陽を浴びて伸びやあくびをして、「さあ今日も頑張ろう」と1日の始まりに感謝できていますか?
そもそも、夜ぐっすり眠って朝スッキリ目覚めることができていますか❔家族の都合やお仕事、その時の気分もありますから難しいかもしれませんね。
そこで今月のキーワードは"サーカディアンリズム(circadian rhythm)"です。
生物に備わる昼と夜を作り出す1日のリズムのことなのですが、体内時計と思っていただくと良いです。
眠る/起きる/食べる/排泄する/働く/運動する/入浴する/好きなことをするなどの、1日の中でおおよその"To do リズム"を一定に整えることで、精神的なバランス=自律神経のバランスが安定します。
太古の時代は時計なんてありませんから、暗くなると眠り、明るくなると起きる。日中は労働で身体を沢山動かし、その土地の物を食べて生活していました。とてもシンプルですね。体内時計と自然のリズムが合っていたので自律神経のバランスが見事に整っていたのでしょう。
ちなみに現代社会で私たちが1日に見る時計の回数は100回とも200回とも言われています。アラームで無理やり起こされる朝は緊張からのスタートになりますので、せめて23時にはお休みになられると良いですね。
夜、PCや携帯の電源をOFFにすることもおススメです。
薬日本堂に数ある疾患別リーフレットの中の"自律神経の不調"はこの時期一番多くの方がお持ちになります。
実際にどのような症状かと言うと、病態や不調は人それぞれの為、判断しにくいのですが、コントロール出来ないことが特徴です。
不眠や不安感、イライラなどの精神的な症状や、汗の異常や消化器のトラブルなどが多いでしょうか。
何となく気分が優れない、やる気が出ないなどの5月病も自律神経と大きく関係しています。
私たちはどんな時でも、ストレスと上手く付き合っていくかを考える必要があります。体調は崩れるもの、気持ちもネガティブになるものです。
真の健康は目指すものだと私は思います。先ずは出来る範囲で、1日のリズムを一定にしてみましょう。