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「ロンドン高過ぎ!!」って言ってたけど、多分それ違うわ

明日から、2泊3日でロンドンに行くのですが、それにしてもホテルが高いねー。高過ぎ!!
街の中心地だと100ポンド、最近の円安だと19000円くらい。中心から外れればグッと安くなる可能性もあるかも? と思い2〜30分電車乗っていくようなところも探してみたんだけど、大差ない。むしろ、密集していて競争がある分、中心のほうが安めのところはあるかも…。

ということで、ホテルは諦めてバックパッカーに泊まることにしました。25年ぶりくらいになるのかな(ちなみにおれはバックパッカーとホステルとの違いがよく分かってません)。
バックパッカーにもグレードがありますが、今回はロンドンで用事がある所のすぐ近くに、安め&良さげのところを見つけたので、奮発してw4人部屋のドミトリーを予約しました(12人部屋とかもあって、そっちはさらに安い)。
気になるお値段ですが…1泊あたり約30ポンドなので、6000円弱ですね。まあ、期待せずに「盗難や身の危険を感じない」「(それなりに)寝れる」「シャワーが浴びれる」ができれば良しとしよう。

しかし、数日前にホテルを探しているときは「一体どうしてこんなに高いんだろう?」って思っていたんだけど、エディンバラで数日過ごして、高いに対する感覚が少し変わってきました。
これ、高いんじゃなくて、日本が安いんだね。食べ物も住居も燃料代もビールも人件費も給与も。今や日本は本当に格安カントリーになったんだなぁ…。いろんなところで耳にしていた話ですが、実際に体感してちょっと衝撃的です。4〜5年前まではここまでは感じなかったんだけどな…。

数カ月前、日本の20代の若者がオーストラリア(だったと思う)で介護福祉士として働いて、月給で日本円にすると80万円くらいもらっているみたいなドキュメント番組を観ました。そのときは「すげえ稼いでるな」と思ったけれど、働く側からすればそれくらいもらわないとディーセントな生活ができないし、雇う側がらすればそれくらい出さないとちゃんとした人材が集まらないってことなんだろうと思う。

海外の給料がいいんじゃなくて、日本の給料水準が本当に低すぎるってことなんだと思う。
番組ではオーストラリア以外の別の場所でワーホリしながら稼いでいる人なんかも紹介していたけど、この感じだと、日本で普通に働いている人はヨーロッパなんかもう旅行で行けなくなるね。コロナ前は「中国から爆買い」みたいな話がよく取り上げられていたけど、(距離の問題があるとはいえ)そのうち「ヨーロッパから爆買い」とかも起こるのかもね。

20代でワーホリしていた頃、「日本円を稼いでニュージーランドかカナダで暮らす」が理想的なんじゃないかとおれは思っていた。
それほど稼げなくても、日本相手に仕事をして円で払ってもらえれば、為替を味方にそれなりにいい暮らしができるだろうって。
食費はそんなにかからないし、街の中心からちょっと離れて家賃を抑えればいい。よし、じゃあ日本から仕事を回してもらえるよう、日本に帰ったら特許翻訳家になるために勉強しようってあの頃は思っていた。

今や真逆だね。日本から円で支払われる仕事をしていたら、とても海外でなんて暮らせないんじゃないかな? もちろん為替は相対的なものだし、例外的な場所もあるんだろうけれど、一般的には相当厳しいでしょう。
日本に戻りたくない人は、現地通貨で支払われる仕事を探さざるを得ないんじゃない?

時代は変わる。「物価が安いから」ってバンコクやバリでギャップイヤーや放浪の旅を何年かしているようなヨーロピアンに昔は出会ったけど、これからは日本に来るんじゃないかな。
そして少し複雑な心境ではあるけれど、アドバイスを求められたら、「就職活動において可能性がありそうならば、海外のチャンスを追った方がいいんじゃないかな」って答えちゃうな。

こちらは本文とは関係ないEdinburgh old townのSalt Horseで食べたバーガー。美味かったけど14ポンドくらいする。扉の写真はEdinburgh Uni近くのカフェ。コーヒーは大体5ポンドくらいかな。

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