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未来視点のフィードフォワードで考える

こんにちは
2月9日(金)
今日はお休みをいただいております。

金曜日とはいえ平日の昼間にも関わらず
スタバはものすごく混んでおります。

年度末が近づいてきましたが
この時期はスタッフの評価をして
次なる目標に向けて一緒に考えるような
年度末面談が例年行われます。
どこもそのような職場は多いのではないでしょうか

今日は
面談を行う際に相手の成長を促す「問い」の立て方について
書いていきたいと思います。


原因追及になっていないか?

とある2つの場面はイメージしてみましょう。
Aさんは7時に出勤予定でしたが
寝坊をして遅刻をしてしまいました。そのことを上長に報告しにいきます。
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パターン①

A「すみません、今日遅刻してしまいました」

上長「なんで遅刻したんだ?」

A「昨日、目覚まし時計をかけ忘れてしまって。。。」

上長「なんで忘れたんだ?」

A「疲れて寝落ちしてしまって。。。」

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パターン②

A「すみません、今日遅刻してしました」

上長「そっか。どのようにしたらこれから遅刻しない状態を作れると思う?」

A「iPhoneのベッドタイム機能を使って毎日設定する必要を無くします」

上長「それでこれから遅刻しないための対応策は十分?」

A「あとは毎日〜をすることで遅刻しないようにします」

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パターン①②と書きました。
この場面において求められるのは、
Aさんがこれから遅刻をしないようにするための行動案を考えることです。
いわば「未来の改善」です。

しかしパターン①は

「なんで〜」という問いの立て方をしているので
頭は自然と遅刻した理由を考え始めます。
(ここで言い訳が始まるケースもある)
これは失敗の追体験で
過去の記憶を呼び起こしているに過ぎず、

この会話から
Aさんがこれから遅刻しないための行動案が
生まれるとは考えずらいでしょう。

またAさんとしては
理詰めに問い詰められているような感覚にもなるでしょう。

このように
「なぜ?」や「なんで?」という問いは
過去を起点としたもので
これを『フィードバック』と言います。

フィードバックは聞き慣れた言葉で
一般的にフィードバックは良いものだと思われていますが
事実や結果に対する原因追及に終始するので
「未来への改善」という本来の目的には
適していないという側面があります。


未来視点のフィードフォワード

一方でパターン②の上長は

「どのようにしたら〜できる?」

と未来視点での問いを立てているので
自然とこれからどうするかを考え始めています。

この問いはAさんの
改善された未来の記憶づくり

どうしたらうまくいくのか?
選択肢はたくさんあります。
このような未来視点の問いを立てることは
相手の自由な発想を引き出すことが可能です。

パターン②のような問いを
未来視点の「フィードフォワード」と言います。


年度末の評価面談に向けて

フィードバックとフィードフォワード
2つの思考法を紹介しましたが
多くの人が
フィードバックの思考癖がついているのではないでしょうか?

これから年度末に向けて
スタッフさんと1ON1をする機会が増えてきます。

その時の関わり方として
現状に対して
「なぜ〜?」という過去視点のフィードバック的な関わり方をするのでなく

未来視点で
どうありたい?どのようにしたら近づける?と
フィードフォワードな関わり方をすることで

成長や変化
→未来の改善に向けた有意義な時間を作っていければと思います。

今回も最後まで読んでいただきありがとうございました!





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