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クリエイターのプロ意識について考えた話

先日、仕事で少しモヤっとしたことがありました。

普段なら深く気にしないような事なのですが、コーチングで整理してもらったら、たくさんの気付きがあったのでnoteにします。

(コーチのゆうとさん(@yu_tosu02)ありがとうございました!)

あったこと

私は事業会社でWebデザインとコーディングの仕事をとしています。

先日、担当している案件で、ちょっとした表示のバグがありました。
調査してもなかなか原因が分からず、修正の締切を延長してもらうこと2回…。数週間かかっても、解決方法が分かりませんでした。

延期してもらった期限が迫ってきた頃、

  • あとどれくらい時間がかかるか読めない

  • そもそも直せるものなのか分からない

  • バグの内容も軽微

という理由から、これ以上このバグに時間をかけるのは良くない、と判断しました。

そして「根本解決ではないけれど、バグのない、別のデザイン案」を検討し、案件の責任者であるディレクターに提案しました。

すると「元々想定していた案の方が良い」「その方がユーザーに良い体験を届けられると思う」という返答をされました。

そして3回目の締切延長。あと2日、私が考えてみてダメだったら、別のチームのもっと詳しそうなエンジニアに頼ってみようということになりました。

そして再チャレンジしたところ、その2日間のうちに、バグを解決することが出来ました!

感じたこと

  • ずっと詰まっていた問題を解決できて嬉しい〜!!!!🎉

  • けれど、少しもやもやしている

  • 別案を提案した時の、ディレクターの返答がとても悔しい

  • ここまで一人で頑張ってきたのに、他の人を頼るのも悔しい

(補足すると、ディレクターはいつも優しくて仕事も出来て、尊敬しています。悔しい思いは、自分に対しての感情でした。)

何が悔しかったのか?

本来の自分の価値観に背いたこと

本来、私は完璧主義なタイプです。

多少時間がかかっても、自分が納得いくまでやり切る方が、満足感があって好きです。そして、自分でやると決めたことは、最後までやり切りたいと思っています。

ただ、仕事においては、「重要度の低いことに時間を使うべきではない」と考えているので、今回は「質」より「時間」を優先しました。

しかし、ディレクターの一言をきっかけにもう少し粘ってみたら、「質」を追求することができました。

「もっと頑張ればよかったのに」
「たった2日で出来ることだったんでしょ?」
「何で、人に言われないと出来なかったの?」

と、自分の中の誰かが責めてきます。

あぁ、もっと自分らしく、最後までやり切れていれば………と後悔しました。

提案が受け入れられなかったこと

正直なところ、提案した別案も、自分では結構「良い」案だと思っていました。

「良い案でしょ、褒めて下さい!」くらいの気持ちでいたのに、全く受け入れられなかったことが、ショックでした。

プロ意識の低い行動をしてしまったこと

ディレクターの「ユーザーに良い体験を届けられる」という言葉が、何よりもグサっと刺さりました。

本当なら、クリエイターである自分こそが、一番ユーザーのことを考え、一番品質にこだわりを持つべきと考えているからです。

別案で妥協しようとした自分の、プロ意識の低さに落ち込みました…。

プロ意識はなかったのか?

「プロ意識、なかったんですか?」
コーチから貰ったパワフルな問いでした。

そう言われてハッとしたのですが、「期限内に答えを出すこと」や「優先順位をつけて、取捨選択すること」も、仕事では重要なことです。

それに、今回はバグを解決できたから良かったけれど、解決できない場合も多々あります。もしそうなった場合、別案があることは役に立ったはずです。

また、普段の私の仕事では、細部の品質までこだわっている自信があります。

あれ、私、全然、プロ意識低くないのでは…!?

改善ポイントがあるとしたら

自分のことを信じていなかった

今回バグが発生した箇所は、自分の慣れていない領域だったため、「自分に解決できるだろうか…」と不安に思いながら調査をしていました。

思い返してみると、「出来ないかも…」と思っていたときと、ディレクターの言葉を受けて「悔しいから何とかしてやる!」と思っていたときでは、自分から湧いてくるエネルギーが明らかに違いました。

もし、最初から「自分なら解決できる!」と自分を信じて挑んでいたら、もっと早く解決できたかもしれません。

早めに相談すれば良かった

提案した別案も、最初は「実装を実現できるか」が分からなかったため、ある程度コードを書いてみて「出来る!」と確信してから、提案をしました。

今思うと、その時間がもったいなかったと思います。

早めの段階で、「出来るかは分からないけど、こんな案もあります」と相談しておけば、時間と気持ちのロスを防げたかもしれません。

自分に励ます言葉をかけるなら

反省ばかりになってしまったので、悔しがっていた自分に、元気の出る言葉もかけてあげたいと思います。

  • 後悔は結果論。解決できたから今だから悔やんでいるけど、もし解決できなかったら、あなたの別案が役に立っていたはず!

  • 最後の2日で解決できたのは、それまでの試行錯誤があったから。そこまであなたが頑張ってきたから!

  • 「質」と「時間」のどちらを優先するかはケースバイケース。今回はただ価値観が違っただけの話。

  • 過程がどうあれ、チームとして良いものを作れて、それがユーザーに届くのだから良し!!

  • 難しいバグを解決出来てすごい👏 素直に喜んでOK!!

さいごに

私の中には、
「全部、自分でやりたい!!」
「良いもの作ったんだ! 褒めて〜!!」
と叫ぶ、小さい子どものような、サブパーソナリティがいることに気付きました(笑)
上手く付き合っていきたい、パワフルな相棒です。

また、今後の仕事では、

  • 早めのコミュニケーション

  • 自分を信じること

  • 適度に周りを頼ること

を意識したいと思います。

当たり前のことばかりですが、言語化して残しておくことって大事だな〜と思う今日この頃です。

そして、やはりWebの仕事は楽しいし、良いチームに恵まれて良かった、ということも忘れずにいたいです🍀

noteに書くにあたり、クリエイターのプロ意識について調べてみたら、こんな素敵な記事にも出会えました。


最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

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