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noteが上手く書けないから、セルフコーチングしてみた

コーチングスクールでの学びを言語化したいけれど、上手く言葉が出てこない…。そんな時、脳内コーチと一人二役でセルフコーチングをしてみよう!と思い試してみたら、「学びの振り返り」と「今思っていること」が、どんどん湧いて出てきたので、そのままnoteにしたいと思います。

はじめまして。ぱち子と申します。
普段はWebエンジニア / UIデザイナーとして働いています。
今年の6月からTHE COACH Academyでコーチングの勉強を始め、12月に応用Bコースを終えました。

このセルフコーチングnoteが、コーチングに興味がある方や、THE COACH Academyを受けようか迷っている方に、少しでも参考になれば嬉しいです!

(コーチングについて詳しく知りたい方は、こばかなさんのnoteをぜひ読んでみてください)

では、早速セッションへ参りましょう~!

※セッションとはコーチングを受けている場のことです
※実際のコーチングでは、人の「心」にフォーカスするので、事柄ベースの話はあまりしません。今回はnoteに残すに辺り、事柄(説明や具体例など)の記述を追加しました。


コーチ:
ぱち子さん、よろしくお願いします。
いま話したいテーマを聞かせてください。

クライアント:(※コーチングを受ける人のこと)
よろしくお願いします。
noteを書いてみたいのですが、上手く書けなくて、モヤモヤしています。

コーチ:
そうなんですね。今はどんな感じなんですか?

クライアント:
コーチングで学んだことや感じたことを、言語化して整理しておきたいと思っています。 
でも言語化がめちゃめちゃ苦手で…。
箇条書きレベルのメモはたくさんあるのですが、いざnoteに清書しようと思うと言葉が出てきません。何だか薄っぺらいんです…。

コーチ:
「しっかり書かなきゃ」と、自分で自分を追い詰めているように感じました。

クライアント:
たしかに「良いものを書かなくてはいけない」と思っています…!

コーチ:
短い言葉でも、まとまっていなくても構わないので、いま湧いてきている言葉を、ぜひ聞いてみたいです!

クライアント:
はい! いくつか案があるので聞いてください。

まず一番に思い浮かぶのは「今ここ、ともにいる」です。 応用Bコースで学び、THE COACH Academyの中でも、一番インパクトがありました。
クライアントに対して、「いま何を感じていますか?」と問い続けるだけで、クライアントがどんどん変わっていったんです。

例えば、こんな感じです。
「将来について漠然と不安があります」
「なるほど。いま何を感じていますか?」
「このままの働き方でいいのかな、と思っています。もう少しプライベートの時間が欲しい」
「そうなのですね。いま何を感じていますか?」
「働き方に疑問があるのに、何も行動に移せていない自分がいるな、と気付きました。まずは他にどんな可能性があるのか、調べてみたいと思います!」

コーチは、ただ、今ここにいるクライアントと、ともにいるだけで、クライアント自身が、自分の奥にある願いに気付いていきました。
こうやって言葉にすると、ちょっと嘘みたいだし、もっといろんな問いを投げかけるべきにも思えます。しかし自分がクライアントを経験してみると、「ともにいること」のとても大きなパワーを感じました。

基礎コースで、

クライアントの可能性を信じる
本人の中に答えがある
クライアントの心に好奇心を向ける

THE COACH Academy 基礎コース

ということを学んだのですが、それが腹落ちした瞬間でした。

コーチ:
ぱち子さんにとって大きな学びだったことが伝わってきますね。
今はどんなことを感じていますか?

クライアント:
それについてもっと話したい気持ちもありますが、他にもいくつかnoteに書きたい案があるので、一旦すべて吐き出したいです。

コーチ:
ぜひ聞かせてください! 他には何がありますか?

クライアント:
先週、THE COACHの「今年を味わい、来年へ贈る」という2021年を振り返るイベントに参加しました。そこで振り返った内容について、もう少し詳しく書いてみたいです。

イベントでは「今年を表すキーワード」と「来年へ贈りたいキーワード」を出すワークをやりました。こんな感じです。

これ、その時は本気でそう思って書いたのに、数日経った今、自分が何を書いたかすっかり忘れてしまっていたんですよね…。これをもっとしっかり、何度も言語化することで、じっくり味わいたいです。

コーチ:
「味わう」という言葉に力強さを感じました。

クライアント:
たしかに…! それも応用Bでインパクトを感じた言葉でした。
今までの自分のボキャブラリーにはない表現だったので、いま自然と出てきたことにビックリしました。それほどインパクトがあったんだろうなぁ…。

応用Bでは、繰り返し「今ここの感情を味わう」ということを意識させてもらいました。

「感情を味わう」って、日常生活であまり使わない言葉ですよね。

THE COACHでの学びを通して、私たちは感情に蓋をして生きている、ということに気が付きました。
私はUIデザイナーをしていますが、「このデザインがカッコイイと思います!」では誰も納得してくれないので、「XXの数値を上げるために、○○を目立たせています」などと、論理的にデザインを作ります。
人間関係でも、ちょっと嫌だな〜合わないな〜、という人がいても、まぁ何とかやり過ごして、嫌な気持ちを表に出すことはほとんどありません。

それが普通になってしまっているから、コーチから「何を感じていますか?」と問われても、上手く答えられないことが多くありました。

でも、コーチから「いまの感情を、もっと味わってみましょう!」と繰り返し言われて、「よし、味わうぞ…」と最初は少し無理してでもやってみると、自分が何を感じているのか、立ち止まって意識できるようになってきました。

コーチ:
自分の気持ちに向き合えるようになったのですね。

クライアント:
はい。それから「比喩表現」のインパクトも感じました。

「いまの感情を、もっと味わってみましょう!」と言われても、本当に何も出てこない時もあります。
そんな時に、「人や物で例えるとどうですか?」「重さはどうですか?」「どんな景色ですか?」などの比喩を問われると、なんとなくイメージが出てきます。

私が「なんとなく元気がない、もやもやする」ということをテーマにセッションしてもらった時、コーチに「今は色でいうと、何色ですか?」と問われました。そこで私から湧いてきたものは「緑」でした。元気がないはずなのに、グレーでも、紫でも、青でもなく、「緑」。自分でもすごくびっくりしました。その時、私は元気がないのではなく、ただ平和な時を過ごしていただけだったと気付いて、気持ちが軽くなったのを覚えています。

私がコーチをさせていただいたクライアントも、同じように比喩表現を使いながら気持ちを味わっていった時に、一気に表情が明るくなった瞬間がありました。
「比喩表現」のインパクトと、「感情を味わうことで、気持ちが完了されていく」を実感したセッションでした。

コーチ:
いま、ぱち子さん自身の表情も明るくなっていくのを感じました。

クライアント:
はい。クライアントの変化とともにいられるのは、すごく幸せなことだなと思いました。
私がコーチングスクールに通い始めたきっかけは、セルフコーチングが出来るようになりたいからだったのですが、今はクライアントの変わっていく瞬間とともに過ごしてみたいな、という気持ちも湧いてきています。

コーチ:
温かい気持ちが伝わってきますね。
ぱち子さんの中で、小さな芽が出てきたようなイメージが浮かびました。潜んでいた気持ちに気付いて、少し何かが変わったのではないでしょうか。

この後は何について話したいですか?

クライアント:
もう少しだけ、今の話を続けさせてください。
感情を味わうことのインパクトを感じた一方で、自分が普段、いかに自分の感情に目を向けていないかということも実感しています。

感情を表す言葉と聞いて思い浮かぶ言葉が、今あなたの認識出来る感情の種類
感情の種類は無数に存在する
認識できる感情の幅を広げよう!

THE COACH Academy 応用Bコース

応用Bコース内で、「感情も筋トレのように鍛えられる」という表現がありました。

日々の生活で、例えば、テレビを見たときなど、自分の感情を言語化するチャンスはいくらでもあると思うので、「感情の筋トレ」にトライして、もっと感情の幅を広げたいと思っています!

それから、表現のうまい人を研究することもやってみたいです。読書、SNS、コーチングでの関わり合いなどで、意識してみたいと思います。

コーチ:
もっと色々な気持ちを味わえるようになりたいのですね。

クライアント:
はい。あと、「感情の奥には願いがある」という考え方にも救われました。

日々感情に目を向けていない、と思う一方で、私は自分の中で「イライラ」「もやもや」しやすいタイプでした。
例えば、飲食店で、店員さんへの態度が悪いお客さんを見ると、すごくイライラしてしまいます。

その感情に対して、「その奥には願いがある」と言われて考えてみれば、「自分を大切にしたい」という願いや、「人とは友好的な関係でいたい」という自分の価値観が隠れていることに気が付きました。

今までは、「ネガティブな感情にまみれている自分は嫌だな」「ポジティブにならないといけない」と思っていたので、「ネガティブな感情を持ってもいいんだ」とすごく安心しました。

これからは、ネガティブな自分が現れても「その奥で自分は何を願っているのかな」と客観的に捉えられそうですし、ネガティブな感情を持つクライアントにも寄り添うことが出来そうだなと思いました。

THE COACH Academyのコーチの在り方として「自己の器」という考え方があるのですが、それが広がった瞬間だったと思います。

自己の器とは
感情・思考・経験・知識・価値観
ありのままを、あるがままに包み込むことができる、人としての器

THE COACH Academy 基礎コース

コーチ:
自分自身を受け入れられた瞬間だったのですね。

元々は「noteが書けない」ということがセッションのテーマでしたが、ここまで話してみて、何を感じていますか?

クライアント:
すっかり話がズレてしまいました。私は感情の話がしたかったのですね(笑)

コーチ:
いまはとてもスッキリされているように感じます。
今日話していて、気付いたことはありますか?

クライアント:
感情についてもっと知りたいと思いました!

コーチ:
とてもエネルギーを感じます!
では、1ヶ月後までに何かやることを決めるとしたら、やりたいことはありますか?

クライアント:
応用Bの同期に教えてもらった本を読んでみたいです。
あと感情のボキャブラリーを増やしたい。今パッと思いつく方法は、Twitterで毎日つぶやくとかかな…。方法を考えます!

コーチ:
ぜひ考えてみてください。もしTwitterでやるなら、私も毎日見ますね!

クライアント:
ありがとうございます!
わ〜、宣言してしまったからには、やらないと…!

あと、最初のテーマだった「noteが書けない」に関しては、「上手く書こう」「自分の良い部分を見せよう」という気持ちが強かったんだと気付きました。 コーチングを学んだ身としては、どんな自分も受け入れたいので、このままnoteにしようと思います。

コーチ:
自分らしく
いられることが一番ですね! noteの公開楽しみにしています!

クライアント:
ありがとうございました!

〜完〜


というわけで、セルフコーチングをほぼそのまま書き起こしました。

脳内コーチは自分自身なので、既にパートナーシップが築かれていて、何でも話して良い安心感があったのも、スルスルと言葉が出てきた要因だったと思います。
今回の脳内コーチは、傾聴と反映だけで、肝心の(?)感情を味わうことはやっていなかったので、別のnoteでまたやってみたいなと思いました。
また、本振り返りには応用Bで扱うシャドウに関する記述がありません。それはまだ私が完全に理解しきれていないからなので、こちらも練習あるのみ…!と思っています。

最後に、改めて、キーワードとネクストアクションをまとめます。

■キーワード

  • 今ここの感情を味わう、ともにいる

  • 本人の中に答えがある

  • 比喩表現

  • 感情の奥には願いがある、ネガティブな感情を持っても良い

  • 感情を完了させる

  • 自己の器、ありのままを受け入れる、自分らしくいる

  • パートナーシップ

■ネクストアクション

  • Twitterで感情の筋トレ

  • 応用Bの同期に教えてもらった本を読む

  • (今回のセルフコーチングで深掘れなかった)他のnoteテーマについても考えてみる

ここまでお付き合いいただいた方、また、今までセッションをご一緒させていただいたみなさま、ありがとうございました!

また、脳内ではない、リアルセッションをしてくれる方も募集しています!
ご協力いただける方は、TwitterのDM、または、THE COACH内のSlackでご連絡いただけると嬉しいです。

それではまた!


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