自分を満たす旅路
今夜は何を食べようか。
次の休みは何をしようか。
そんな些細な日常も楽しめなくなっていた自分が、自分を取り戻すまでの話です。
このnoteは、THE COACH Academyのコーチ仲間たちと作る、夏のアドベントカレンダー企画の19日目です🎅🌴
テーマは「わたしのインテグレーションジャーニー」。
企画の趣旨やインテグレーションジャーニーの詳細は、まーさんのnoteをご覧ください。
コーチングを学び始めて約1年、自分の心の声に気付いて、少し生きやすくなった私のジャーニーを振り返ります。
わたしのインテグレーションジャーニー
【日常】仕事が好きだけど、モヤモヤする日々
私はフロントエンドエンジニア・UIデザイナーとして働いている。仕事が好きで、特にコードを書いている時間が大好き。もう10年も同じ会社で働いているけれど、仕事中に感じる高揚感が全く変わらないのだから、向いている仕事なんだと思う。
それでも、毎日、満たされない気持ちがあった。
まず、とにかく自分に自信がない。だから何とかスキルアップしようと頑張る。でも、仕事ばかりしていると、気持ちが荒んでくる。
だから、ちょっとプライベートの比率を上げてみる。ゆっくり料理をしたり、旅行に行ったりする。すると、「こんなことをしていて良いのだろうか」「もっとスキルアップの時間に使うべきではないか」という焦りが湧いてくる。
仕事をしても、家事をしても、遊んでも、休んでも、何をしても満たされない。
ずっとモヤモヤした気持ちを感じている。
【旅立ち】コーチングとの出会い
「仕事を頑張る」だけでは限界なんだと思った。
「自分だけの幸せ」「人生の目標」を定義したいと思った。
加えて、リモートワークで自分の時間が増えたこと。
異動した部署の仕事に慣れてきたこと。
結婚して生活が変わったこと。
色々なタイミングが重なり、今しかない!と思い、前から気になっていたTHE COACH Academyに申し込んだ。
それと同時に初めてコーチングを受けた。
そこでサブパーソナリティという概念を知った。
私に「スキルを上げろ」と責め立ててくるのは、通称「真面目なエンジニア」というサブパーソナリティ。イメージはメガネをかけて細身の男性エンジニア。
料理をしたいのは、通称「昭和の主婦」というサブパーソナリティ。イメージは割烹着を着たおばあちゃん。
私が仕事をしても家事をしてもモヤモヤするのは、この2人が拮抗しているからだった。
このように捉えられるようになったことで、漠然としたモヤモヤに形が出来た。自分を一歩引いて見られるようになり、気持ちが軽くなるのを感じた。
この学びをもっと深めてみたいと思った。
【拒絶】とにかく仕事しろという圧
コーチングに可能性を感じているが、仕事に直結しない学びに時間をかけることに罪悪感があった。
「コーチングも良いとは思うけど、優先順位が違うんじゃない?」
「そんな時間があるなら、もっとコードを書いたら?デザインしたら?」
「会社で使えるマネージメントスキルを学んだ方がいいんじゃない?」
と、周囲の人から言われたし、自分もそう思った。
それでも、コーチングに惹かれる自分がいたから、続けた。
【出会い】自分の中の応援団
コーチとのセッションや応用Aコースの講義を通じて、今まで「スキルを上げろ」と責め立ててきた厄介なサブパーソナリティ(通称:真面目なエンジニア)が実は「応援団」であったことに気付く。
このサブパーソナリティは、誰よりも自分の可能性を信じていて、「努力すれば、あなたは必ず出来る!」と応援してくれる強い味方であった。
それと同時に、影を潜めていたサブパーソナリティの存在にも気付く。(通称:元気な女子高生)
このサブパーソナリティは好奇心が旺盛で、楽しいことは何でもやりたい、エネルギーに溢れた存在だった。
コーチングを学ぶことを後押ししてくれたのも、このサブパーソナリティ。
大人になってからは、「真面目なエンジニア」の存在に圧倒されて、「元気な女子高生」の存在は弱まっていたけれど、本来の自分はこちらだったのだと思い出した。
【試練】変わらない自分
サブパーソナリティへの理解が深まり、自分の心の声を聞けるようになってきた。
それでも現実はなかなか変わらない。
「もっと仕事のスキルを上げないと…」という声は消えないし、コーチングもなかなか上手く出来なかったため、「やっていて意味あるの?」「向いていないんじゃない?」と、モヤモヤし続けている。
【成長】シャドウとの出会い
コーチとのセッションや応用Bコースの講義を通じて、サブパーソナリティの「真面目なエンジニア」には、シャドウ「クソリプ野郎」という一面があることに気付いた。
(シャドウに気付いたときのnoteはこちら)
こいつは私のことを影から否定してくる存在だ。
ある日、夫が私の机を見て「たくさん本があるね」と言ったことがあった。
その瞬間、私は「しゅん…」とした気持ちになった。
夫が言いたいのは「たくさん本を読んで、頑張っているね」ということだった。
それなのに、その「しゅん…」を紐解いてみると、「たくさん本を積んでいるだけで、読めていない、自分はダメな奴だ」と思っている自分がいた。
おそらく、私はこの「しゅん…」とした気持ちの奥にある自分の声を、今まで数え切れない程、見逃してきた。
でも、一度気付いたから、もう大丈夫。
シャドウがこんなにも自分を責めてくるのは、自分の可能性に期待し、自分の成長と、幸せを、願っているからだ。
自分を責めること、否定することが目的ではない。
こんな不器用過ぎるシャドウが、ほんの少〜しだけ、愛しく思えてきた。
【帰還】豊かな日常
最近はシャドウを一時的に切り離すという術を覚えた。
シャドウの声をちゃんと聞く。自分の幸せを願っている気持ちだけ受け取る。そして、否定してくる声は受け取らない。
そうして、他のサブパーソナリティと共に、自由な時間を楽しんでいる。
のんびり散歩をしたり、読書をしたり、料理をしたり、新たな趣味を始めてみたり。
好奇心の赴くままに、日常を楽しみ、全体としての「私」が満たされているのを感じられるようになった。
(自分を満たして良いんだ、と気付いたときのnoteはこちら)
新たなジャーニーへ
一つのジャーニーを終えた今の私は、シャドウを「切り離す」のではなく、「受け入れる」ための新たなジャーニーを巡っている。
その旅路で、シャドウの奥に更にもう一人のシャドウが隠れていることに気付いたし、別の活躍させたいサブパーソナリティも見つかった。
次のジャーニーを終える頃には、そこにどんな自分がいるだろう。
さいごに
前から言語化しておきたいと思っていた内容でしたが、仲間の力を借りてようやくnoteに出来ました。過去に書いたnoteと重複する部分もありましたが、ジャーニーとして振り返りができたことで、自分が進んでいる実感を得ることが出来ました!
機会をいただいた、りみさん、まーさん、ありがとうございます!
そして私のサブパーソナリティとシャドウを見つけてくれた、コーチのさきえるさん、たけちゃん。一緒に学んでいるTHE COACH Academyのみなさん。コーチングを学び始めてから、素敵なご縁に感謝するばかりです。本当にありがとうございます! これからもよろしくお願いします。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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