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【第五話】iZotopeとの格闘が始まる。

何故か全く無知の筆者でも知っていた言葉『WAVES』。恐らくレコーディングスタジオでエンジニアとの会話で出てきて知ったのだろうと思う。ただ、その頃の自分には全く必要ではなかったし、何をする為のどんなモノかもわからなかった。


ここにきて『他アーティストの音源との音量レベルの差』がどうしても埋められず調べた結果WAVESというものが何なのかをうっすら理解。ただ、嘘みたいに高い。アンプ買えるじゃないか・・・要らんわ、そんなもん。とウィンドウそっ閉じ。


今は1年中セールやってる様なモンで恐ろしいセール価格帯ですがね。当時もやってたのだろうか。


そんな筆者が更に得た情報。


iZotopeが良いらしい。


ozoneってやつですね。これは今でも使ってます・・・今はozone9ですけど当時は6か・・・7だったか・・・忘れた。3か?


買って試してみた所、何が起こってるのかわからないがプリセット選ぶだけでも音量(まだ音圧の意味がわかってない)が上がる。スレッショルドいじればあの気になっていた『音量レベルの差』がほぼ無くなった。


コレは神プラグインではないか。こんな簡単なのか。と当時は笑ったもんである。


ただ、更なる問題が起きている事に気付く。


確かに音量は上がる。でもその音量が上がった楽曲・・・MIXした時と聴こえ方が全然ちゃう。でもって『ここまで上げれば満足!』といった所まで上げると何かしらの限界を超えて割れる。割れるギリギリの所までで止めたとしても聴こえが粗悪。パッツパツというか限界まで膨らみきった風船というか・・・そう、それは中学生男子の股間の様な。あの頃の股間の雄たけびをもう一度と願う方も多いだろう。


筆者は現役である。そんな心配は今の所無い。



何の話をしているのだろうか。


とにかくozoneは無いよりあった方がいい。でもある程度までいくと音の聴こえに不満が生じる。ozone内のモノを色々イジったとて知識がない筆者には修正不可能。


そしてこの格闘の最中に『音圧って音量でなくて密度的なやつでは?』と感じ始める。あの波形の隙間を何とか埋めれば・・・埋まれば埋まる程『音圧』ってやつは上がるのではなかろうかと。


筆者が『海苔波形』なる言葉を知るのはもう少し先の話である。


マスタリングツールは手に入れた。だが、満足いく結果には至っていない・・・何故だ。


悩んだ結果、『MIXの段階から間違っているのでは?』との結果に至ったのである。


戻れ!ozone破棄してMIXに風の様に舞い戻れ!


この段階で筆者のMIXプロジェクト内、トラックにインサートされているプラグインはゼロであった。なーんも無し。逆にすごくないですか。

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