新プロジェクト「PTデザイン」について
今日は藤田本人が新プロジェクトについて、現時点(2022/07/13)で考えていることをまとめておきます。
備忘録のような感じですので、読んでもらってもいいですし、飛ばしてもらっても大丈夫です!笑
1.理学療法士の悩みについて仮説を作ってみる
昨今、理学療法士の養成校が乱立したことや、社会保障予算の縮小などにより、理学療法士のニーズが本当にあるのか、という「噂話」が広まっています。
広まり過ぎたことにより、これが現実の話で、本当なんだと勘違いする人が非常に増えてきました。
すると、理学療法士の未来は暗いから将来が心配だ、という悩みが生まれてきています。
仮説を説明する前の前提条件として書いてみましたが、少なくとも、「理学療法士のニーズが低下している」という事実は、対患者や対利用者単位では起きていません。
生じていることは、予算に対して、期待した効果が出ていないため、社会保障をそこまで理学療法士にかける必要があるのか?という議論が出ているということです。
これが、前回の介護保険改定であった訪問看護における看護師とリハビリ専門職の割合変更、などですね。
この話を突き詰めていくと、制度を決める人たちに対して、現場の有用性や必要性が十分に伝わっていないから、ということになるので、これは政治的な話へと発展していきます。
マクロに目を向けるとこのようなところからアプローチしていかなくてはなのですが、そうなると今回の参院選の結果についてのディスカッションが必要になります。
PTデザインとしてのポイントはもっとミクロな視点で、
「本当にPTは将来暗い仕事なのか」というところと、
そう思っている理学療法士たちがその考えに至った原因は果たしてなんなのか?
を、まず考えていきました。
そこで行き着いた仮説が、
自分達の仕事に閉塞感を感じてしまい、この同じ作業の繰り返しを永遠にしないといけないと思ってしまったから。
つまりは頑張っても報われることもなく、ただつまらない毎日を繰り返すのでは?から生じていると考えました。
2.仮説を改善するための方法『PTデザイン』
この仮説の元、どうすれば改善できるのかを考えた結果1つの結論があります。
それは、自分の持っている力を正しく認識することに欠けている。
さらには、アウトプットに比べ、インプットの量が圧倒的に欠けていることによる自己嫌悪に陥っているです。
つまり、どういうことかというと、
理学療法士が本来持つべき力、「評価・予後予測」など、特殊技能、専門知識と言われていることが、実は自分自身が一番理解していない。
かつ、毎日患者や利用者対応するという大量のアウトプットをこなしているにもかかわらず、インプットの量を減らしていることにより、同じことの繰り返しを自ら招いてしまっている、という事象があると考えています。
そこで、PTデザインは
5年目までの理学療法士を対象に「理学療法士の感動を取り戻す」を合言葉に徹底的な基礎力の構築と、臨床スキル・非臨床スキルの向上を図ります。
そのために、臨床経験20年を超える現場を知り尽くした講師の元、スキルや知識を学び、
インプットの量が常に枯渇しないように、自分自身でインプットする手段を高めるための、思考法をお伝えしていきます。
3.今後の行く末
長く書きましたが、つまりは基本に戻る、ということです。
理学療法士の価値の低下が起きている、がスタートではなく、理学療法士の仕事を正しく認識できず、外の声を聞き過ぎた結果、価値を生むことができない理学療法士が増えている。
だからこそ、患者・利用者はもちろんのこと、自分自身も感動するような理学療法士になりませんか?
というプロジェクトです。
もちろん、これだけではただの教育事業。
そこからの未来として、理学療法士の最大の特性を活かし、世の中の課題解決ができるような、0⇨1プロジェクトも準備しています。
ここもまた時間を見つけて書いていきますね!
ではまた!
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