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埼玉栄出身の若き本格派右腕…Honda熊本・内田了介がドラフト戦線への浮上を狙う!

「プロアマ野球研究所」は、原則月曜日から金曜日まで「note」でドラフト候補に関する情報を発信している。今回は、社会人野球で注目を集める高校卒3年目の若き本格派右腕を紹介する。

2023年3月8日 JABA東京スポニチ大会
三菱重工East6-10×Honda熊本(延長10回タイブレーク)

内田了介(Honda熊本) 21歳 投手 182cm81kg 右投右打 埼玉栄

埼玉栄出身の内田了介(Honda熊本)

3月6日に開幕したJABA東京スポニチ大会。主要なカテゴリーでは、最初の大きな公式戦で毎年、プロの注目度が高い大会だ。神宮球場での予選リーグ3日間で、最も多くスカウト陣が集まった試合が、三菱重工EastとHonda熊本の一戦だった。

スカウト陣のお目当てとなっていた選手は、Honda熊本の先発マウンドに上がった内田了介。埼玉栄では下級生の頃から評判だった投手で、筆者が初めてピッチングを見たのは、2019年8月に行われた埼玉南部地区の新人戦、対浦和実戦だった。

試合は3対7で敗れたものの、リリーフで登板した内田は、最速145キロをマークしたほか、打者としても4番を任され、初回にスリーランを放つ活躍を見せている。

3年時はコロナ禍で公式戦がなく、同年9月に開かれたプロ志望高校生合同練習会に参加してアピールしたものの、どの球団からもドラフト指名はなく、Honda熊本へ進む。

内田は、社会人1年目から都市対抗予選で先発を果したほか、過去2年間での公式戦登板は9試合、19回2/3を投げて自責点1という成績を残している。

今年のスポニチ大会では、初戦の日本製鉄かずさマジック戦でリリーフとして登板し、3回を無失点と好投。準決勝進出がかかる三菱重工East戦で先発を任された。

◆今後の活躍次第では、一気に有力候補に浮上する可能性も

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