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大学生&社会人「セカンド送球タイムランキング」を発表 プロ注目の東大生ドラフト候補がランクイン!

これまで投手の最速について紹介してきたが、今回は、大学生と社会人捕手のセカンド送球タイムをランキング形式で紹介したい。対象となるのは2020年以降の試合で、1.95秒以下とし、社会人の選手については25歳以下に絞って選出した。

ランキング全体をみると、1.95秒以下は20人、1.90秒未満は8人という結果となった。最速は後藤将太(JFE西日本)が帝京大4年時にマークした1.82秒である。後藤は昨年の日本選手権でも、ルーキーながらスタメンマスクをかぶり、1.86秒を2度マークしている。打撃には課題が残るものの、その強肩は社会人でもトップクラスだ。同じ社会人では井内駿(JR北海道硬式野球クラブ)揚村彰斗(日本製鉄鹿島)が続いた。

揚村彰斗(日本製鉄鹿島)

一方の大学生では、小山忍(上武大)石伊雄太(近大工学部)が1.86秒でトップ。小山は昨年秋に一学年下の進藤勇也の故障でレギュラーをつかみ、攻守にわたって見事な活躍を見せた。打撃のパンチ力も申し分なく、大型捕手として注目の存在だ。

石伊は以前のコラムでも取り上げたが、その強肩はアマチュアトップクラス。大学日本代表候補の合宿でも見事なスローイングでアピールした。打撃に力強さが出てくればプロ入りも見えてくるだろう。

吉田賢吾(桐蔭横浜大)

打てる捕手として注目度が高いのが、吉田賢吾(桐蔭横浜大)だ。ここまでのリーグ戦通算打率は.400を誇り、昨年秋は5本塁打、21打点をマーク。スローイングのばらつきは気になるところだが、タイムからも分かるように地肩の強さは持ち合わせている。春以降は正確性をアップさせたい。

松岡泰希(東京大)

大学生でもう1人注目を集めているのが松岡泰希(東京大)だ。東京六大学の中でもトップのタイムをマークしており、肩に関してはドラフト候補と言えるレベルにある。課題であるバッティングのレベルアップは必要だが、東京大から初となる野手のプロ入りも狙える選手として期待だ。

【大学生&社会人捕手のセカンド送球タイムランキング】

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