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”ドラフト専門家”西尾典文が選ぶ2023年ドラフト有力候補40人全リストを公開!

10月20日にドラフト会議が都内で開かれ、支配下69人、育成57人の合計126人が各球団の指名を受けた。ドラフト会議の詳細な振り返りは、来週以降に改めて記事で配信する予定だ。今回は気が早いが、2023年のドラフト候補について触れてみたい。

この年代は、高校野球や大学野球といったカテゴリーでも、早くから活躍が目立つ選手が多く、“ドラフト豊作”の年だと期待されている。

その最大の要因は、各球団の人気を集めやすい大学生の投手に有力候補が非常に多いという点だ。

プロで希少価値の高い150キロ以上のスピードを誇る本格派サウスポーは、滝田一希(星槎道都大)をはじめ、細野晴希(東洋大)や古謝樹(桐蔭横浜大)、高太一(大阪商業大)と4人を数える。このほか、武内夏暉(国学院大)が先日のリーグ戦で149キロをマークしている。

一方、右投手は、東都大学野球に実力者が揃っているほか、地方リーグにも今年に入り、ドラフト戦線に浮上してきた選手が非常に多い。東京六大学に蒔田稔(明治大)くらいしか見当たらなくても、他のリーグでそれをカバーして余りある人材が揃っている印象だ。

高校生の投手は、前田悠伍(大阪桐蔭)と東松快征(享栄)と早くも140キロ台後半をマークしており、彼らも順調にいけば1位候補になる可能性は高いだろう。

野手は、佐々木麟太郎(花巻東)が早くも高校通算90本塁打を放って話題となる一方で、他にも強打者タイプの選手が揃っている。高校生では、真鍋慧(広陵)や明瀬諒介(鹿児島城西)がスケールでは引けを取らない。大学では、広瀬隆太(慶応大)や上田希由翔(明治大)と、東京六大学が誇る、左右の強打者が注目を集めている。さらに、社会人では、今年の都市対抗で大活躍した度会隆輝(ENEOS)が控えている。高校野球や大学野球、社会人野球のいずれも人材が豊富だ。

ドラフト候補が残り1年間で、どこまで評価を上げてくるのか。2023年のドラフト出世レースにもぜひ注目してもらいたい。

西尾典文が注目する2023年ドラフト有力候補とは!?

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