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2年生で早くも150キロ超…プロ注目の“高速右腕”がトップを争う!2023年高校野球秋季大会「球速ランキング」

11月末で高校野球は「アウトオブシーズン」に入り、対外試合も禁止期間に入った。「プロアマ野球研究所」では毎月、その月に現地で計測や確認ができた投手の球速ランキングを発表しているが、高校生のこの時期は、ランキングの基準としている145キロを超えるケースは少ない。このため、今回は、9月から11月までの高校野球の新チームの試合で、「140キロ以上」をマークした投手をランキング形式で発表したい。

結果は、140キロ以上が34人、145キロ以上が8人となった。川勝空人(生光学園)と小船翼(知徳)という2年生投手が、既に150キロの大台を突破している(※2人とも以前の「プロアマ野球研究所」のコラムで取り上げている)

昨年の同時期、現地で確認できた高校生150キロ投手がいなかったことを考えると、川勝と小船のスピードは、かなりのレベルに達している。川勝は、試合終盤でも140キロ台後半を連発できるスタミナを持ち合わせている。小船は身長が約2mという日本人離れした体格が魅力だ。ともにコントロールに課題を残すも、来年春までにどこまでスケールアップができるか、非常に楽しみだ。

3位以下は、140キロ台となる。146キロをマークした2年生の高尾響(広陵)と平嶋桂知(大阪桐蔭)は、明治神宮大会では少し不本意な投球だった。来春の選抜で巻き返しを期待したい。

一方、1年生投手は、森陽樹(大阪桐蔭)と中野大虎(大阪桐蔭)が145キロ以上をマークしており、今後の成長が楽しみだ。彼らを含めて、1年生は合計8人がランキングに入った。来春の選抜に出場する可能性が高い投手も多く、甲子園でのピッチングにもぜひ注目してもらいたい。

◆独自!2023年高校野球秋季大会球速ランキング

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