BCリーグ埼玉に好投手あり！　太田大和は19歳の「実戦派サウスポー」　スカウト陣も熱い視線

今年のアマチュア野球界で注目される選手は誰なのか…。夏の甲子園も終わり、10月11日のドラフト会議も徐々に迫ってきたが、「プロアマ野球研究所」では会議当日ギリギリまであらゆる選手を紹介していきたい。今回は、高校卒1年目でのNPB入りが期待される、独立リーグの実戦派サウスポーを取り上げる。

2021年8月6日　ルートインBCリーグ公式戦
栃木10-5埼玉

太田大和（埼玉）　19歳　投手　179㎝75㎏　左投左打　山形中央

この試合でNPBのスカウトから最も熱い視線を送られていたのが、埼玉の先発マウンドに上がった太田大和だ。3年時にはエースとして山形県独自大会でベスト4に進出。東京ドームで行われたプロ志望高校生合同練習会にも参加し、最速は139キロにとどまったが、実戦形式のシート打撃では打者6人を相手に被安打0、2奪三振、1四球と見事なピッチングを見せている。

残念ながら、昨年のドラフトで名前を呼ばれることはなかったが、最短でのNPB入りを目指してBCリーグの埼玉に入団した。

この日はリーグ戦2試合目の先発だったが、立ち上がりから安定したピッチングを披露。6回に3安打を集中されて2点は失ったものの、5回までは被安打1、無失点の好投でしっかりと試合を作って見せた。

◆今秋のドラフトで指名を勝ちとれるか…