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ベールに包まれたまま”最後の夏”を終えた152キロ右腕 霞ケ浦のエース、赤羽蓮はドラフト指名されるのか?

「プロアマ野球研究所」では、地方大会で姿を消したドラフト候補について、現在の実力や将来性を分析、評価して、読者の方々にお届けしている。今回は、ベールに包まれたまま高校野球を終えた大型右腕を取り上げる。

2022年7月24日 全国高校野球選手権茨城大会
土浦日大4-0霞ケ浦

赤羽蓮(霞ケ浦) 3年 投手 189cm78kg 右投右打

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先日のコラムでは、将来のドラフト候補として渡辺夏一(霞ケ浦)を取り上げたが、同じ霞ケ浦で今年の指名が期待できそうなのが、エースの赤羽蓮だ。

中学時代は近年急激に力をつけている江戸崎ボーイズでプレー。たまたま中学野球を扱う媒体でチームを取材した時に3年生だった赤羽が所属していたが、当時から身長はチームメイトと比べて頭一つ以上大きく、チームの代表と監督も将来性を高く評価していたのをよく覚えている。

霞ケ浦では、1年秋からベンチ入りしているが、他にも力のある投手がいることもあってここまで目立った実績は残していない。
 
赤羽の名前が一躍注目を集めたのは、この夏になってからだ。3回戦の水海道一戦にリリーフで登板すると、最速152キロをマーク。会場となった「J:COMスタジアム土浦」のスピードガンは少し速く表示されるが、それでも150キロを超えたボールは多く、出力の高さは間違いないだろう。

◆“未完の大器”をプロがどう評価するか…ドラフトの注目ポイントに

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