見出し画像

毎日の星占い

 女子は占い好きよね。
 私も一時期大好きでした。しかし、あることがきっかけになって毎日の星占いなどを見てもその通りにならないよなぁと思うようになりました。結局、何かを決めるのは自分自身で、占いは参考程度に考えた方がいいのではないか。
 ただ世の中のリズムというものがあって、そういうのは当たっているらしい。相場はリズムがあるようです。だから円安がいつまでも続くわけでもないと私は信じています。

 私のかつての上司がスピリチュアルなものが好きでした。東洋占術が好きでいろいろと教えてくれました。ところが、私はおバカなせいか未だによくわかりません。上司ではなくリアル占い師の方にも、いろいろ教えてもらいました。
 占い的なものをあまり考えなくなったということは、先行きの不安や将来の夢みたいなものが少なくなったから。なのかな? 
何か起きたとしても、人生の半分以上を過ぎてしまったのだ。諦めるというか達観しなければいけない。ご飯を美味しく食べて、よく寝て、たまに面白い本を読んで、なんjやネットに転がっているネタで笑い、仕事して、たまに旅に出られればもう言うことはない。それで充分。
 自分より、自分の周りの若い人(息子や親戚の若い人たち含む)が幸せでいてほしい。

 私の祖父(父の父)が太平洋戦争が始まった頃に結核で亡くなったのですが、その時に持っていた手帳が平成の終わりになって仏壇の奥に入っていた箱から出てきたのです。
 自分が亡くなるとわかっていたのでしょうか…まだ少年だった父に、あれこれ言いたいことを書き残していました。細かいことがつらつら書いてありましたが、なぜか新聞の占い記事の切り抜きが入っていたのです。祖父の生まれ年の運勢でした。
 また、書き残していたことを見ると「商売には向いていない人だったのかな~」と思いました。当時、私の家は食品を扱う卸をしていました。不動産投資のシュミレーションと違って(汗)、その日その時に瞬時に判断しなければいけないことが多いのです。細かいことを気にする人は向いていません…そんな祖父が家業を継いだのは結構な苦労で、占いが安定剤だったのでしょう。
 リアル占い師の人からも政治家や経営者の方がお客様にいるという、リアルなお話も聞きました。精神的に頼れる何かがあると安心しますよね。
 私の上司の旦那さんも大病院の偉い人でした。気苦労が多かったせいか60代で亡くなりました。家族だけでなく部下や、直接仕事を一緒にしていない私のような者にも優しくて親切な人でした。
 ご夫婦で占いの話をしている時が、安らぎのひとときだったのかもしれません。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?