自分にしか作れない曲がある

私にはゼロから曲を作る才能はない
そんな才能を持ってる人間は世の中に誰一人としていないと思う

CM、Spotify、Youtube、CD、カフェで流れてきた曲、色んな曲を聴いて、みんなそれを頭の中で覚えていて、その既存の音楽の分析、分解、再構築で
新しい音楽は生まれて続けているのだと思う。

具体的には、「Aという曲のコード進行 Bという曲の音色 Cという曲のリズムの刻み方」それぞれの要素を抜き出して、合体させてDという曲を導き出すこと

「ラーメンの麺、カレーのカレールー、オムライスの卵」
麺とルーと卵を組み合わせて、卵乗せカレーラーメンを作るんだ

それこそが作曲、ひいては創作という行為の本質なんだと思う

何を聴いてきたか、何を見てきたか、そこにオリジナリティは存在する。
自分と全く同じ曲を聴いてきた人間は存在しない。

中学で音ゲーにはまり、高校で同人音楽にハマり、色んな音楽イベントに通って、宇多田ヒカルも聴いて、BUMPも聴いて、ゲーム音楽も聴いて

だから俺は俺なんだ だから世の中で俺しか作れない曲が作れるんだ
というか、俺が自分以外の誰かの曲を作ることなんて絶対できないんだ
どんなに完璧に誰かの真似をしたって自分の色がでちまうのが人間なんだ

100人にこのレシピの通りカレーを作ってくださいとお願いしても、100種類のカレーが出来てしまうんだ

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