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拝啓、敬愛なるお姉さま、お兄様方へ

強く明るく生きろと、お前はそういう生き物だろと願いを込めて同意を求める貴方達が嫌いです。

死んでも死にきれぬほど憎いです。
私をそうしてしまった貴方達が憎いです。

私を空っぽの器にして、売り飛ばしたくせに。
この口は、人生を囁くためだけに
心は、ハッピーエンドを送るためだけに
1人の生物である前に、私は器なのだと
そうやって育てたくせに。

女としての幸せとか、1人で生きる術だとか
急にわけわからないこと言わずに
私の少女時代を、青春を、
育むはずだった友情を返してよ

貴方達にだけは
せめて私の涙を汲んで欲しかったし

せめて傷口に嘘を重ねなくていいように

ただ胸に手を当て、ただ頭に手を乗せて

大丈夫だよって包んで欲しかったのに。
逃げても良いよって言って欲しかったのに。

いつもくれる言葉は厳しかったね。
死ねるもんなら死んでみろと言わんばかりに。
それで死ぬやつはいらないと言わんばかりに。

私はいつまでこの苦しみを胸に抱いて生きるのでしょう
私はいつまで恐怖に包まれ生きるのでしょう

この声が枯れるまで、歌い続けなければならないのでしょうか。

貴方達が生き残るために、私は歌い続けなければならないのでしょうか。

明日にはきっと籠ごと置き去りにして
私を独りにしてしまうのでしょう。

明日にはきっと籠ごと置き去りにして
暗闇に閉じ込めるのでしょう。

小さく黄色い鳥より

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