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戦略マップを作ろう(2)

戦略マップの続きです。

ビジョン

簡単にいうと、こんな会社になりたいぁです。一般には社会をこんな風に良くしたいという事が大事と言われています。最初は自分の会社を良くしたい、という視点でもいいと思っています。

大事なのは、経営者と社員さん両方がワクワクするようなビジョンにする事です。
たとえば「ボーナス100万円!」とかでも良いと思います。

財務の視点

簡単に言うと、ビジョンを達成するために必要なお金です。
ビジョンの様になるには、今よりもお金が必要になるはずです。その目指すお金についてのことを書きます。
売上額や利益額でもいいし、利益率でもいいかもです。

お客様の視点

お客様に提供する価値、対象とするお客様像について書きます。
簡単にいうと、売上を増やすためにこれからどんなお客様にどんな商品を提供しますか?です。
まさに事業の本丸です。ここでは既存のお客様の売上を伸ばすのか、新規顧客を増やすのかとか、お客様の満足度を高めるためにQCDの何を伸ばすのか等が入ります。

業務プロセスの視点

お客様の視点に書かれた事を実行し、お客様にあらたな価値を提供するために改善したり追加したりする業務の事です。
いままで以上に売上や利益を増大させる為には、業務に何らかの変化が必要です。その事について書きます。
図では短納期納品という価値を提供するために工程管理システムの導入という業務改善が書かれています。

学習と成長の視点

業務プロセスの視点で書かれている改善を行うために、社員さんや会社組織が学ぶ必要のある事を書きます。
斬新な改善やあらたな取り組みには学びが必要になります。

それぞれの項目のつながりが必要

大切なのはそれぞれの項目が繋がっている事です。
この繋がりの整合性がとれていたら、社員さんが学ぶ活動がビジョンにまでつながっているという検証になります。
計画時によくやってしまいがちなのが、あれもこれもと改善項目を増やしてしまうことです。
戦略マップを書くことで、ビジョン達成の為に今なにが最優先かが見えやすくなります。
実際につくるときは一旦項目をたくさん書き込み、それをまとめたり削ったりしてシンプルにすと良いです。
人的にもお金的にもリソースがすくない中小企業は一年でできる改善や1個か2個です。戦略マップをつかって絞り込みを行う事でこの一年にやることとやらない事が明確になります。

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