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稼働率をあげてはいけない。

下記の記事で値上げ値下げの戦略について書きました。

いずれにしても、理想は
利益が最大化していて かつ 生産時間が余っている
状態です。

時おり機械や人の稼働率の向上を目標にしている組織がありますが、これは上記の理想と矛盾します。稼働率と利益は相関関係はありません。

下記の前提条件があれば稼働率を上げる事が利益と相関します。
・作っただけ必ず売れる
・作っている物は一種類の商品
・生産工程の数が1つ、もしくは複数であるがタクトタイムがすべて揃っている。

この条件に当てはまらない場合は下記の弊害が生まれ逆に経営を苦しくしてしまいます。
・余剰在庫、余剰仕掛在庫を作ってしまい財務状態を悪くする。
・リードタイムが長くなり顧客満足が下がる。

稼働率の向上を目標にするのはやめましょう。

むしろ稼働率を下げて時間をつくり、改善を行いさらに時間を創造したいです。

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