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滝沢カレンさんの連載が面白い

滝沢カレンさんの、「物語の一歩先へ」という連載が面白い。

「好書好日」というサイトで連載されているもので、滝沢さんが色々な小説のタイトルからヒントを得て、短い物語を書いている。

滝沢さんのことは、バラエティ番組などで時々お見かけするくらい。
バラエティ番組で見る彼女は、なかなか真似できない言葉の選び方をする人だなあ、という印象。

その後、密着系の番組でモデルの仕事をしている彼女の姿を見たけど、さすが本業なだけあって、カメラの前でバシっと表情やポーズを決める姿はかっこよかった。

この連載も、たまたま見つけたんだけど、まず本をあまり読めない理由が良い。

読書が趣味だけれど、1行読むたびに想像がふくらんで、1年に1冊しか読めないという滝沢カレンさん。

好書好日 物語の一歩先へ

一行読むたびに想像がふくらむ、というのがとても良い。読む側としては時間はかかると思うけど、作品を書いた人もそんな風に楽しんでもらえたら嬉しいんじゃないだろうか。

そんな想像力豊かな滝沢さんの書く物語は、とても面白い。心が温かくなるようなお話もあれば、ちょっとゾクっとするようなお話もある。

そして、バラエティ番組で滝沢さんを見ていた時に感じたように、言葉の選び方が真似したくてもできないオリジナリティに溢れていて素敵だな、と思う。

まだ全部読めていないんだけど、例えば、「妻が椎茸だった頃」という作品からヒントを得たお話。
夫婦が料理をするシーンがあるんだけど、滝沢さんのレシピ本にあるような独特の表現が並ぶ。
でも、その表現が、夫婦の過ごしてきた時間を表しているようで、なんだか涙が出そうになる。

私のお気に入りは、心が温まる系なら、「銀河鉄道の夜」「妻が椎茸だった頃」の2作品。
ゾクっとする気なら、「薬指の標本」。
でも、「変身」と、「みだれ髪」も良かったなあ。

文章のうまいとか下手とかはよくわからないけど、滝沢カレンさんの文章は、彼女にしか書けないだろうなという感じがして、そこが好きだなと思う。
一度、頭の中を覗いてみたいな、という気持ちになる。
まだ全部読んでいないので、ちょっとずつ楽しみにして読もうと思う。

滝沢さんには、無理のない範囲でこれからも素敵なお話を書いて欲しいなと思っている。

リンクを貼っておきます。

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