見出し画像

宣伝の仕方はやはり重要だと気が付いた知見

これは僕が話のネタ探しに街を散策していた時の事だ。

JR川崎駅で電車を降りて、アトレの中の東急ハンズに行ってビールジョッキと靴磨きの道具を眺めたりして、お腹が空いてきたから家に帰ろうと駅に向かうと駅前で人だかりができていた。
どうやら大道芸人がパフォーマンスを披露しているようだった。

歳は20代半ばだろうか。ちょい可愛い系の男だった。

北海道から東京に来て、大道芸人として大舞台に立つことを目標に頑張っているらしい。パフォーマンス中に彼はそう語っていた。
ジャグリングかディアボロかはわからないが、なんだか関東大会でも成績を残したこともあるらしく、その腕は確かなようだった。
演技なのかどうなのかはわからないが、大技は1度2度失敗しそうになって3度目で成功させる、といった場面が多く「もしかしたら失敗するんじゃ…」と観ているこっちもドキドキできて楽しめた。

後で調べたが、これはストーリーブランディングという戦略の一つらしい。弱さを見せることで親近感や応援を誘うという…
良い見せ方だ。見事にハマった。

これも何かの縁だと思い「Twitterでもフォローしておくか~」と、パフォーマンス終了後、投げ銭を渡した時に名前を伺うと彼は快く教えてくれた。
早速聞いた名前で検索をかけると、Twitterアカウントが直ぐに出てきてくれた。

だが…アカウントの中身を見て僕は、何とも言えない気持ちになったのだった。

①認知されなければ始まらない

アカウントの内容は
「髪切ってきた!」
「家具買った!」

そんなものばかりで、もはや息はしていない。
「今日川崎駅で演技します!」
みたいなツイートは存在しない。

それを見て、フォローする気は無くなった。そして、それはもう二度と彼を見ることは無いということと同義だった。

今の世の中、SNSは貴重な情報収集源だし、発信源でもある。それを上手く使えないようでどうやってビッグになれるというのか。
まさか偶然立ち寄った芸能事務所の人が才能を感じて名刺を渡してくるみたいなことでも考えているのだろうか?

仮に僕が同じ夢を持って、同じ技術を持っていたならば、演技の始まりと終わりにでも名前とTwitterやっていることは宣伝する。そして

「次、どこでやるかはTwitterで告知します!フォローお願いします!そしてまた見に来てください!」

くらいは言っただろう。

「投げ銭入れるほどでもないな、と思った方はせめてフォローだけしてください!いつか成長した姿を見てもらいたいのです!」
とか
「動画、自由に撮って結構ですよ!タグ付けしてくれると後で僕が見やすいのでハッシュタグは~で!」
とか。

まぁ大道芸業界はそういうのNGとかあるのかもしれないけれど(知らないけれど)、本気ならばそれくらいやっても良いのではないかと凄く思ったのだった。

②固定客を手にしないことには始まらない

じゃぁ自分はどうなのだろうか?とふと思った。
文筆家を夢見るのは良いが、それに向かって何をしているのか?

ただnoteを書いているだけだ。

「いつか自分の文章がバズるなり評価されて夢への道が開かれる~」という妄想はあるが、これは「偶然立ち寄った芸能事務所の人が才能を感じて名刺を渡してくる」と何ら変わらないのではないか?

確かにTwitterで宣伝は最近しているが、ぶっちゃけ変化は感じづらい。最近自分が籍を置いている投資界隈に自分の持論を流しても肉食動物の檻に1日分の黄色野菜を投げ込んだくらいに反応は無い。

となると、まず一番に成さねばならぬことは「固定客を手に入れる」ことなのではないかと感じ始めてきた。

「固定客」とは、言わば「ファン」だ。こちらが何かすれば必ず反応するような存在である。
更にファンを鍛え上げれば「信者」へと変貌する。こうなればどんなアホなこと言っても支持される(慢心)。愉快なものだ。

ファンが重要な理由は2つ。
1つ目は「継続的に反応があること」
これはモチベーションの向上に一役買う。やはり反応が無いと頑張りづらい。反応があると頑張れる。反応を貰えるという事は一種の成功体験であり、それが次のチャレンジのモチベーションに繋がると僕は考えている。
ファンは物事の継続を手助けする存在でもあるのだ。

そして2つ目は「宣伝をしてくれること」
こちらの方が重要ではある。ファンは宣伝をしてくれるのだ。とはいっても別に「この人最高です!」と周りに言わなくてもいい。ファンは存在そのものが宣伝になるのだ。
これは主にTwitterで効果を発揮する。Twitterには「~さんがいいねしました」というツイートがタイムライン上に流れることがある。

ファンが僕のツイートをいいねする。

ファンがいいねしたことがファンのフォロワーのTL上で表示される。

ファンのフォロワーが僕を認知する。

と、ファンはファンとして活動して、為すべき事を為すだけで宣伝になることがあるのだ。
ファンができれば、認知度も少しずつ向上していく。まずはファンを少しでも多く作る必要があるということだ。

③ファンを作るには

そうは言っても、ファンは簡単には作れない。
「ファンになってくれぃ!」
と叫んでも増えるものでもない。

勝手に増えるならそれに越したことは無いが、こちらから行動をしないと基本は増えないだろう。

そして、その行動というのが実に地味。
「継続すること」
だ。

更に付け足すならば「価値のあることを継続して発信する事」
価値があるというのは別に「有益な情報」というだけではない。
「面白いことを言う」
「人とは違う観点で物事を捉えている」
「美少女(ちょっと良い感じの自撮り写真投稿する)」

とか、そういうもので十分。

だから「おはようございます!」と「おやすみなさい!」を毎日言ってるようなアカウントはファンはできない。

「この人は面白い」「この人は他と違う」
「この人は有益」「この人は美少女」
それくらいの印象を相手に与えない限りファンは増えない。

これを踏まえて、僕は今ファンを作る時期だと割り切ろうと思う。継続を通じて
「TLでよく見かける変な人」
「noteのホーム画面でよく並んでる人」

そういった具合で存在を知らしめる。あとは己の文章力を鍛えて、興味を持った人を掴んで離さないような力を身に着ける他ないだろう。

地道だが、堅実な努力が必要な作業だ。

成功までの道を進むのは僕ですが、道を作るのは「あなた」です。あなたのサポートが僕の進む道となることでしょう。ありがとうございます。これで理想に1歩近づきます。