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人物写真ライティングの極意

こんにちは。
フォトグラファーのKofuku(こふく)です。

写真を撮るうえで必ず必要な「光」
皆さんはどのように考えていますか?

自分が写真を始めた時に
1番わからなかった部分は、このライティングです。

皆さんも様々な疑問があると思います。
「そもそもライティングってどんな方法があるの?」
「どんな機材を使うの?」
「キレイなライティングって?」

今回は初心者向けライティングの極意を紹介します。


では、結論からいきます。
人物撮影ライティングの極意とは

【柔らかい光を作る】です。


では、深堀りして解説します。

柔らかい光とは?

そもそも、柔らかい光とはなんでしょうか?
ちょっと専門用語っぽくてわからないですよね。
言い換えると、明るい部分から影になる部分の境目がなめらかな光です。


例をあげるので、想像してみてください。

・くもり空の時の光
・家の中で、レースのカーテン越しに入る光
・間接照明の部屋の光



この場合、光の当たる場所と影になる部分の境目は
なめらかになります。
このような光を「柔らかい光」と呼びます。


逆に硬い光の例として、

・雲一つない日の直射日光
・裸電球の光

この場合、光が当たる場所と影になる部分は
くっきりとした境目ができます。


このように、光には硬さの種類があり、
撮りたい写真に合わせて使い分けます。

柔らかい光を使う理由


では、なぜ人物写真で柔らかい光を使うのでしょうか?

それは、肌の質感、ディテールを表現できるからです。

光が柔らかいと、ハイライト(明るい部分)からシャドウ(影になる部分)までの情報を細部まで写すことができます。
細部までを表現することで、立体感も出てきます。
立体感が出れば、
その人らしさ、魅力が引き立つ写真になるというわけです。

柔らかい光の作り方


では、どうしたら柔らかい光を作れるのでしょうか?

柔らかい光になる条件というのが3つあります。
まずはこのポイントをおさえましょう。

・光源が大きいこと
・反射光であること
・紗幕(紗幕)光であること



各ポイントを解説します。

・光源が大きいこと。
被写体に対して大きい光源で、面光源であると
柔らかい光になります。
面光源とは、広がりのある面全体が光る光源のことを指します。逆にスポットライトや裸電球は点光源と言います。

柔らかい光の例で出しましたが、
くもり空の時の光が大きい光源にあたります。


・反射光であること
光源の光を被写体に直接当てるのではなく、
壁などに光を反射させ、その反射した光を被写体に当てることを指します。
間接照明がこの例です。


・紗幕(しゃまく)光であること
これも光源の光を被写体に直接当てるのではなく、
光源と被写体の間に白く薄い幕を挟み、その幕を透過した光を使用します。

家の中で、レースのカーテン越しに入る光がこの例です。

以上が柔らかい光の作り方です。


では、実際どんな機材があれば、
柔らかい光を作れるのでしょうか?

柔らかい光を作る照明機材


ここではストロボを使う際に使用できる機材を
紹介します。

・ソフトボックス、バンクライト
・アンブレラ


こういったアイテムを使えば簡単に柔らかい光を
作ることができます。
また、ストロボしかない場合は壁に光を当てて反射させることで、柔らかい光を作ることができます。

それぞれのアイテムによって、光の特性もあるので、
まずはいろいろ試してみることをおすすめします。

Amazonなどで、中国製のコスパの良い物がたくさん出ているので、そのあたりから試してみるのが良いかと思います。

まとめ


光は写真の良し悪しを決める大切な要素です。
撮影技術の最大ポイントと言っても過言ではありません。

再度ポイントの復習をしましょう。


【人物写真の極意は柔らかい光を作る】

その方法は

・光源が大きいこと
・反射光であること
・紗幕(紗幕)光であること



硬い光は誰でも作れますが、
柔らかい光は知識や機材が必要です。

ここがプロの技術です。

是非、光をマスターしてキレイな写真を撮りましう。

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