【パーマカルチャーデザイナー vol.1】Itoki Tomura
これはPawa Permaculture Design Course(以下、PDC)から誕生したパーマカルチャーデザイナーたちのリレーコラムです。
※パーマカルチャーとは
人間にとって恒久的に持続可能な環境をつくりだすデザイン体系
(『都会からはじまる新しい生き方のデザイン』より)
地球の上でたのしく生きるためのくらしの工夫のこと
(『みんなのちきゅうカタログ』より)
#1 Itoki Tomura
2016年、 PDCの初めての開催に参加した糸希ちゃんは当時高校生。
10代の間に訪れた世界旅行をまとめた【Teenager Journey】を出版し、2019年に旅する学校【ノマディックスクール】を立ち上げ、植物のみならず鉱物や土とも対話するように暮らしながら底深い魅力を輝かせています。
今は成人を迎えた彼女独特の感性で綴った文章や描いた絵・美しい写真に触れると都会の中にいても自然を感じられる感覚があります。
PDCから5年経った今どんな想いを持っているのか尋ねてみました。
Q1.あなたについておしえてください
こどもの頃から植物と動物が好きで渋谷に住みながらも学校の行き帰りの道で野草や花摘んで帰ってくるのに母が驚いていたのを覚えてます。
渋谷と聞くと町に聞こえますが、どんな場所にも植物は生えていて美しい石も木の実も落ちてます。
今は、それらを使って紐をつくったり絵の具をつくったり絵を描くのが好きです。
Q2.パーマカルチャーデザインコースを通して
私がパーマカルチャーデザインコースを受けたのは高校2年生の時。
その時、17さいだった私にはすべての出来事がカルチャーショックでした。
フィルの自然をみる視点、カイルの建築や自然の視点、海くんのNVC(Nonviolent Communication)やアーバンパーマカルチャーなど今まで知りもしなかった世界を教えてくれた。
それと一緒に、学校では教えてくれなかった人生の形や新しい世界への可能性を壮大の自然と色々な変わった大人がたくさん教えてくれました。
いまではそこで学んだことが基準となって豊かという言葉を使ってます。
Q3.あなたにとってパーマカルチャー って
森の中や里山をみるときの一つのメガネのようなものだと思ってます。
水の流れ。
太陽の当たりかた。
植物の組み合わせ。
どうやって関係性をつくりみんなが活かされ イキイキすることができるだろうと思い始めたのにはパーマカルチャーのギルドの考えを聞いたのがきっかけでもあります。
Q4.PDCで出会った中でバトンをつなぎたい人
しょうちゃん。
粘菌など森でみえていなかった存在を教えてくれた方。
すごく素敵な視点を持っている方です。
快く取材を引き受けてくれた糸希ちゃん。
書かせてくれてありがとうと伝える謙虚な言葉に私の方こそこの一歩を踏み出せたたくさんの感謝が湧き出てきて豊かな気持ちになりました。
普段パーマカルチャーについて説明するとき難しく感じることもあるのですが、彼女の表現するパーマカルチャーはすんなりと胸に落ちてくるものがありました。
次回は#2 竹内頌くんへバトンをつなぎます。
2019年11月台風被害のお手伝いに千葉・鴨川へ共に足を運んだ以来の頌くん。今どんな想いを綴ってくれるのでしょうか。
お楽しみに。
2021/3/20 春分