想い出はキラキラ。

締め切りを過ぎてしまった。
それでもなんとかギリギリ…本当にギリギリ10月内の投稿に間に合った。
来月はどうなるのだろう。
ネタはあるんだ。
ただ、何故か手が動かないんだ。気持ちが乗らないんだ。

と言い訳から入ってしまったが、誰に依頼されたわけでもなく、自分でやっている事なので
気ままにやっていこうとは思う。

さて。誰しも経験があると思うのだが、
私は暇な時間に、想い出を漁ったりする事がある。
というか、最近よくやっている。
秋のセンチメンタルな気分がそうさせるのか、なんだかそんな機会が増えた。

そして多分これも誰しもが抱いたことのある感覚だと思うが、
昔はよかったなぁ、前はもっと気軽に行動していたなぁ…なんて思ったりする。

写真をみていて、手紙をみていて、記憶を引っ張りだして。
あれまあ!なんて輝かしい時間だったんだろう!と思うのだ。

私の場合、昔は本当に驚くくらい行動力があったし、今はおおよそ選択しないであろう選択肢を選んだりしていた。

どこかのタイミングで「よし!変わろう!」と思ったわけではなく(もちろんそう思って変えたこともある)、
気がつかないうちに段々と変化したようだ。

なんだか物悲しいような懐かしさで胸がいっぱいになるような心持ちになる。

今とは違う、といっても今が恵まれていないわけでも趣味に割く時間がゼロといわけでもないし。

一番変わったと思うのは人付き合いの面かなと思う。

学生時代はわりとどんなタイプの人とも交流を持っていたし、
正直な話、気の合わない人とも無理をして付き合っていたように思う。
今は友人は自分を大事に思ってくれる気の合う仲間が数人いればいいという価値観ではあるが、
昔の私は一度知り合った人とは細々でもいいから、関わりを持ち続けねばみたいな感覚がどこかにあり、
気の乗らない誘いに乗ってみたりして、結果気まずい空気が支配する時間を過ごす羽目になり、心も体も疲れることがあった。
とはいえあの頃の経験や気持ちは宝物だ。
今となってはそう思う。

もちろん、会わなくなった人の中で大好きな人たちもたくさんいた。
毎日のように会っていた人たちも卒業や転職、引っ越し、、、
いろんな人生のイベントを経て、意外とあっけなく連絡は途絶えてしまうのもまた事実で、
時々ふとそんな時間を思い出し、ああいい時間を過ごしていたなとか、あの人たちに会いたいなと思うわけである。
あの時のまま生きていたら違った人生があっただろうなあ…
その頃の自分はイケてたな…とか、考え出したらキリがなく
だんだんと思い出がキラキラと輝き出す。

なんてことない思い出も、その最中にいる時は気がつかなくても
過ぎ去ってから立ち止まって振り返ると、キラキラしているものだなと思う。
ものすごく、そりゃもう、キラキラしているのだ。

だからこうして過ごしている今も、数年後に振り返った時きっと
ああ、あの頃は良かったなと思うんだろう。

そうあって欲しいという願いも込めて。


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