2024年10月、パートナーCFO養成塾特典講義を開催しました
パートナーCFO養成塾第7期 特典講義を東京リアルクラスとオンラインクラス合同で2024/9/28に開催しました!
※パートナーCFO養成塾の紹介ページはこちら。
養成塾特典講義の概要
【P-CFO養成塾第7期 特典】
日時:東京リアルクラス/オンラインクラス同日
2024/9/28 1330-1630
内容:特典「パートナーCFOの知識・スキルを知る⑥新規事業」
講師:高森厚太郎氏(日本パートナーCFO協会 代表理事)
特典の講義内容
特典講義は「パートナーCFOの知識・スキルを知る⑥新規事業」。
パートナーCFOに期待される仕事のうち、クライアント(特にIPO前後)の関心事悩み事であり外部専門家としてバリューを発揮しやすい、新規事業について、事例ワークショップを通じて理解を深めます。
新規事業は、CFOとしては若干縁遠い業務ですが、ベンチャーには必ずつきまとう課題です。しかも、フルタイムCFOだと経営メンバーの仕事としてお鉢が回ってくることもあり得ます。
新規事業には、センス、ロジック、粘り強さ、柔軟性etc、総合的なスキルとマインドが必要で大変だからこそ、プロセスをガイドし、メンタリングするプロが必要です。そうした背景を踏まえ、新規事業企画のプロセスをガイドし、メンタリングをしていく観点から、特典講義として「新規事業」を取り上げています。
また、クライアント企業の事業は経営者が立ち上げた「新規事業」です。そのため、新規事業について理解を深めることは、IPO前後や創業時の支援のみならず、創業者理解としても役に立つ分野です。
■特典 事前動画「6 新規事業」
事前動画では、高森講師が経験したEラーニングやインターネット動画配信事業、音楽流通ベンチャーなどでの事例から、新規事業立ち上げの背景や直面した課題と共に、「新規事業に関して押さえておくべき傾向や注意するポイント」が紹介されていきます。リアルな事例でイメージを膨らませて新規事業に関する講義へと進みます。
講義では、新規事業を3つのフェーズに分けてP-CFOの支援スコープを整理するところから始まり、本題である「新規事業探索(イノベーション)」と「(事業計画の前提になる)ビジネスモデルの作り方」の解説が続きます。
■特典 当日の講義
講義当日は、事前動画の振り返りからスタート。特に重要なポイントを確認し、グループごとに実際に新規事業を考えるワークショップを体験します。
養成塾第5期期以降は合同クラスとして開催。当日は東京リアルクラス、オンラインクラスの両方から受講生が集まりました。
ワークショップでは4~5名のグループに分かれ、個人ワークとグループワークを組み合わせて行います。事業アイデアの考え方やグループでの意見の揉み方から、実際に1つのアイデアを選び事業プランを考えるところまで、高森講師のレクチャーを受けつつ進んでいきました。
今回参加したメンバーの新規事業に関する経験値は人それぞれ。経験ゼロの方から、会社員として経験したことがある人まで、実際の経験や、未経験だからこその視点を共有しながら、ワークは進められました。
今回のワークは、P-CFO養成塾の他の講義と比べて自由度が高く、ワークショップの発表にも熱がこもります。「住宅関連での困りごと」などの身近な課題に対して、多角的なソリューションの視点で練られたビジネスプランなど、ユニークなビジネスアイデアが出来上がっており、わずかな時間で密度の濃い議論がなされていた様子が伺えました。
受講生の声
今回の振り返りでは、
「ワークショップを通して、自分では考えつかないような意見やアイデアが出てきて楽しかったですし、本業でもこうした新規事業・新規アイデアのグループワークを効率的にファシリテートできる力をつけていこうと思いました。リアルクラスの人たちと受講ができたことで、新たな刺激を受ける良い機会になりました」
「新規事業の探索やビジネスモデルの構築方法についてワークショップを中心に体験できて、未知だった「新規事業」の領域についてイメージをもてるようになりました。新規事業やアイデア出しの相談を受けた際に、以前であれば何もできなかったところ、今回のBMC(ビジネスモデルキャンバス)やリーンキャンバスなどツールを持っていることでサポートができるようになると思います」
「リーンキャンバスを用いた新規事業の企画・検証方法が印象的でした。特に、CFOとしてビジネスを数字だけでなく、顧客の課題やソリューションに焦点を当てる視点が重要だと学びました。また、複数の人との議論することで知識が深まり、実際の業務に生かせると感じました」
「事業アイデアと技術シーズを組み合わせて事業化のアイデアが生まれたことは、日常的な思考トレーニングとして活用できると感じました。BMCは知っていたものの、実際に使ったことはなく、リーンキャンバスのワークショップで、各要素がビジネスモデルとして具体化される過程を体験できたのは非常にいい機会でした。短時間・少人数でもリーンキャンバスが効果的だと実感したので、じっくり取り組むことでさらに多くの発見があると思います。実際の仕事でもクライアントとのディスカッションで活用してみたいです」
「改めて、物事の「新結合」という発見が重要であることを意識できました。仕事柄、先端技術や新発見に目を向けがちですが、コンサルタントとしては、日常の問題発見と既存の技術シーズを結びつけることが必要だと再認識しました。現職で関わる事業をリーンキャンバスやVPC(バリュープロポジションキャンバス)で整理し、社内で共有することで、社員間の認識や方向性の違いが明確になり、事業進捗が促進できると考えています」
と、「新規事業」に対する理解の深まりや「リーンキャンバス」の活用、「P-CFOとして新規事業にどう関わっていきたいか」という観点でのコメントが届きました。
また、講義後の懇親会でもリラックスした雰囲気で、それぞれがこれまで考えてきたことや、パートナーCFOになってからのことなど盛り上がりました。今回はリアル・オンライン合同クラスだったこともあり、メンバー同士の交流になった様子が伺えました。
さいごに
さて、次回はDay5本編その4、「パートナーCFOの知識・スキルを知る(3 組織マネジメント、5 採用)」となります。「組織」や「人」にフォーカスを当てる内容をお届けします。どうぞお楽しみに!
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