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風の時代と仕事とお金④





こちらのマガジンでは、前回までの内容から引き続き「風の時代の仕事とお金」について紐解いていきたいと思います。前回までのマガジンもぜひご覧ください◎

ひとつ前の投稿では、風の時代の〝買い方〟について書いてきました。こちらの投稿では、ビジネスをこれから始める人にとっても、すでに始めている方にとっても大切になってくる〝風の時代の売り方〟について、詳しく書いていきたいと思います。

ビジネスをする予定のない方にとっても、どんな方から買ったら良いか、買い手としても学びになるポイントを散りばめました。最後までお読みいただけるとうれしいです!



▷風の時代は販売した後も大事



わたしたちが何かを買う時、意識すべきは目には見えない「副産物」であり、購入したものの先に幸せを感じられそうか、つながりが深まりそうか、そこが大切になってくるという話を前回しましたね。


そのため、ビジネスをする際にはまず、お届けする側はそれを意識する必要があります。何かを販売するとき、ただ商品やサービスを売って終わりではなく、その先を見据えることが大切です。以下、3つのポイントに絞ってお伝えします。

①自分の商品やサービスを受け取ってもらうことで、お客様が得られる感情は心地よいものになるか。とにかくそれを第一に考えて商品設計を行い、販売する。
②売って終わりではなく、その後のフォローはどの程度つけるか検討する。そのレベルに合わせて価格設定を行い、販売する。

・アフターサービス
購入後にご挨拶とフィードバックをいただく。商品やサービスの質の向上を目指す目的。

・アフターフォロー
商品購入後、数回に渡りヒヤリングを行い、お客様の現状の問題解決に寄り添う。販売後にもお客様のサポートを行うことが目的。

・アフターケア
購入してくださった方のその後の人生にまで商品を生かしていただけるよう、しっかりケアを行うこと。〝指導〟や〝教示〟〝監督〟などの言葉と近い意味を成す。 


 (上から順に、アフターフォローの質が濃くなります。諸説言葉の定義はありますが、医療や福祉の現場の視点と組み合わせて記載しています。)

③ご購入いただいた商品そのもの+その後のサービスの質により、お客様との信頼関係を育む可能性を意識する=リピーター様になっていただける可能性を生む



▷ここでもやはり信頼関係がkey




①②③をまとめると、有形無形問わず、「販売後のお客様がいかに心地よく過ごせるか」に焦点を合わせて、販売設計がされていることがわかります。

手渡す商品の質も、その後のサービスの質も、販売者と購入者のつながりの質に直結します。どちらか一方の質が良ければ、お客様の満足度はある程度上がります。しかし、商品の質もアフターサービスの質も、どちらも質の良いものをお届けできた時が、1番販売者とお客様との間で信頼関係が深く結ばれていくことでしょう。



また、アフターフォローの中に、購入者限定のコミュニティサービスをメニューとしている商品も増えてきていますよね。買って終わりではなく、「つながり」が持てること=副産物=メインコンテンツ!!の提供が目的だからです。

まるでおまけかのように「フォローアップとしてコミュニティにご招待します」と謳われているサービスは、実はそのコミュニティこそが商品のメインになり得る可能性を秘めていたということなのです。

このつながりの中で、お客様がどのくらい満足できるかどうかにより、次も買いたいと思えるかどうかが決まってくるという大きなポイントが秘められていたわけです。

わたしたちヒトは、つながりを大切にする生き物です。それは、腹側迷走神経という高度な迷走神経がわたしたちの肉体で発達してきたことが示しており、ポリヴェーガル理論が安心とつながりの領域の大切さを教えてくれています。(自律神経システムについてはまた別途記事にしますね。)



▷循環サービス



ところで、このアフターサービス。
実はビフォアサービスにも変身するという優れもの笑

アフターサービスが充実していた場合、お客様と販売者の絆が深まっていくとお伝えしました。
自分が買い手の場合、信頼できる人から商品やサービスを購入したいと思いますよね?つまり、売り手と買い手の間に信頼関係が構築されていることが、次の商品やサービスをお届けする際の〝ビフォアサービス〟としても機能するということなのです!。新しいコンテンツの販売前からすでに「この人からまた買いたい!」という気持ちが生まれている状態。別の言い方をすれば「ファン化」しているとも言えますね。

自分が販売したいものがある時だけ集客のための行動を頑張るのではなく、日頃からお客様から信頼していただける行動を取れるかどうか。それは販売後のみならず、販売前から販売中、そしてまた次のサービスの販売後…とずっと続いていくもの。わたしはこれを「循環サービス」と勝手に名付けています笑

これはリピーター戦略とも似ていますが、実は全くの別物(とわたしは考えます)。リピーターが付くことは、自分のビジネスの安泰を意味しますが、「この人のサービスを買わないとわたしはもうダメだ」「この人のサービスを買わないとコミュニティから外されちゃう」そんな強迫観念からお客様が購入に至っている場合は要注意。恐れからの購入であり、ある種の〝依存〟が起きています。

販売者と購入者との間に、例え小さくとも依存が生まれたときには、そのビジネスの反映は残念ながら見込めません。ただ、安全な〝依存〟もあります。これについてはまた別途、愛着形成のシステムからもふかーーく書いていきたいので、今日のところはこのへんで⭐︎笑




▷風の時代に求められるユニークさとは



こちらのマガジンの最初の投稿や次の投稿でも触れてきましたが、風のエレメントのうちの水瓶座のシーズンに生きる今のわたしたちは、〝個性〟というものが磨かれる時代を生きています。

個性、ユニークさがとにかく大切にされると、占星術が少しわかる人であればあらゆる場で目にしてきたことと思います。残念なことに、個性を際立たせるために悪目立ちに走ってしまった方もいるようですが(海外へ逃亡された某ユーチューバーさんや、回転寿司にてイタズラの度を越してしまった若者など…)、個性って目立ってナンボ!…ではありません。自分の生かすべきポイントを正確に把握し、その時の流れに合わせて流動的に〝今〟にマッチする自分の一部を差し出していくことです。〝一部〟と書いたのは、生かすべきポイントは決して一つではないから。

誰しも必ず複数自分の強みを持っているので、それをその時その時に合わせて柔軟に使いこなしていくことで、「あの人はとてもユニークで、自分を生きているなぁ」と印象づいていくのです。日本では特に、どうしても長くひとつのことを続けてきている人に一目置かれる風潮がありますが(もちろんそれもとてもとても素晴らしいことです)、それだけが「極めている」と同義語ではありません。個性とは、流動的で柔軟でも構わないということを、読者のみなさんには知っていただけたらうれしいです。

独特な表現、その人らしい間合いの取り方、独自のリズム感。風まかせ〜なんて言葉もあるように、その時の空気感に合わせて様々な〝わたし〟を生かせる人は、まさにユニークな人。風の時代なだけに、ね笑



▷風の時代の売り手はユニークであること



地の時代のビジネスでは、大手企業と大手企業の間で様々な売買が行われてきましたが、風の時代は個人と個人での売買がますます増えていくと言われています。以前もお伝えしたように、インターネットの普及がそれを一手に担っていて、いつでも誰でもどこでも発信ができる。これが個人と個人の間で取り交わされるビジネスを加速させます。

どの情報を得て、誰から購入するか。すでに情報飽和の時代となり、お客様側も買い手としての力をどんどんつけています。以前からビジネスをされている方であれば、恐らく気づいているはずです。前と同じように販売したのに、全然売れない。かなりたくさんの〝情報〟をプロダクトに詰め込んだのに、思ったより売れない。そんな実感はありませんか?


更にこれからは〝個〟の際立つものしか売れない、買わない時代へ加速していきます。前と同じではなかなか売れない、これをすでに体験した方々は、もうすでに時代の変化に片足を突っ込んできていることを体感しているはずです。

同じようなインスタ投稿。
同じような情報。
同じような内容の商品。
同じような物販。

販売方法ですら既視感を覚えます。同じやり方。量産されたもの。みんなすでに飽きています。著名なインスタグラマーやマーケッターがいいよ!と教えてくれた方法は、その時にはすでに一歩時代遅れになってきているようです。つまり、商品に個性があるのはもちろんのこと、売り方にも〝ユニークさ〟が求められる時代に差し掛かっているのです。


▷お客様がますます選ぶ時代へ


こうして、売り手だけでなく、買い手となる個々のお客様も力をどんどん付けてきているため、「売る」という姿勢ではもはや買っていただけない時代となっています。以前から言われてはいますが、売るのではなく、集まってくださる。この人のサービスだから買いたい。そう思っていただけるように、商品だけでなく販売の仕方も工夫する。その視点をとにかく大切にする。権威のある人と同じやり方を真似したところで、残念ながらお客様はあなたの商品を選んではくれないのです。

地の時代に大切にされてきた地位名誉資格よりも、求められるのはパッションとオリジナリティ。そこに惹きつけられたお客様が、あなたとのつながりを楽しみにいらしてくださいます。

言い換えれば、個人事業主とは、あなたそのものが商品として機能しているかどうか。これに尽きるとわたしは考えています。情報や知識が欲しい場合も、それだけなら無料〜安価な価格である程度は手に入れることができる時代ですから、そこに価値はほとんどないのです。あなたそのものがひとつの商品。それは、モノの販売でも同じです。あなたという商品の、その一部であるモノ(例えばハンドメイド作品や雑貨、洋服などなど全ての物)をお客様にお迎えしたいと思っていただけるかどうか。

自分自身がプロダクト!

そんな視点を持って風の時代のビジネスを楽しんでいけたらいいですよね。ということは、まずは自分のユニークさを自由自在に使いこなせるように個々で練習しとかなくっちゃ〜!!



次回の投稿では、「お金」をテーマに書いていきたいと思います。今「お金がない!」とお困りの方、お金に不安のある方、これからお金を増やしていきたい方、必見の内容になっています◎検索して出てくるような小手先の内容は書きませんので、どうぞお楽しみに!


長文お読みくださり、ありがとうございました。



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