見出し画像

こころの傷は防衛反応

皆さんこんにちは。
いつもそばにおいて。
itsusobaのメンバーシップ配信今日もお送りしたいと思います。

ひとつ前の投稿では、こころの傷って何だろう?というお話しをメンバーシップ配信の中でお届けして来ました。

こころに傷を負っているということは、実は身体にも見えない傷を負っているという事なのですよね。

それを今日はもうちょっと具体的にお話しして行きたいなと思っています。


こころの傷は脳の傷

友田明美先生という児童精神科医の先生がいらっしゃいます。
その先生がお話しして下さっている脳と心の傷の関係性のお話しを少しして行きたいなと思っています。


虐待という言葉がありますが、私は児童養護施設で虐待を受けてきたお子さん達を主にケアするそういった指導員として働いてきた経験があります。

ただ虐待という言葉は、ちょっとインパクトが強いですよね。
英語で言うと「権利の乱用」という訳にもなったりして、日本人の感覚からすると虐待という言葉の強さに「わたしは虐待していない」とか「私は虐待は受けていない」と、否定的な気持ちの湧いてくる方多くいらっしゃるということが現状としてあります。


マルトリートメント


そこで友田明美先生が、海外からの言葉にはなるのですが、「マルトリートメント」という言葉をご紹介して下さっています。

「マル」というのが、悪い、
「トリートメント」が扱い、という意味の言葉で、
両方合わせて「不適切な養育」という言葉になるのですね。

やっぱり自分が虐待を受けて来たとか、自分が我が子を虐待しているという風に言葉で表現する事に、抵抗感を感じる方が多くいる中で、このマルトリートメント=不適切な養育という言葉は、少し柔らかい表現になっていて、日本人のわたしたちでも使いやすいなという感覚を抱きます。



こころはどこに?

結局、心って一体どこだろうね?っていう風に考えて行った時に、やっぱり辿り着くのは脳という部位になる場合が多いです。

感じる事、考える事、身体を動かすのにも指令を出すのはやっぱり脳になってきますよね。

脳が、こころの傷により、実は傷ついていたということ。
このマルトリートメントや虐待と、脳の傷が大きく関係がしているということを、友田明美先生がお話しをして下さっています。

友田明美先生だけに限らず、海外の身体心理学の先生や、トラウマのシステムについて研究なさっている先生方も、脳とこころの傷つき体験についてたくさんの研究を進めていらっしゃいます。


生きづらさの理由

ここから先は

1,663字

¥ 300

期間限定 PayPay支払いすると抽選でお得に!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?