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映画同好会・視聴感想ログ Part2

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スイス・アーミー・マン⭐

ハリポタのダニエル・ラドクリフの死体と一緒に無人島生活する話。日常で冴えなかった主人公は、死体というおかしな友人と過ごすうちに、少しずつ変化していく…。かなり下品なので人を選ぶかもしれない。バスのシーンが大好き。音楽も良い。いい映画。

ロード・オブ・ザ・リング

原作の指輪物語(ロードオブザリング)は第二次世界大戦中に書かれたファンタジー小説にも関わらず、現代の海外ファンタジーのルーツになっている要素が多い。例えばミスリルやバルログなどは指輪物語がルーツらしいし、エルフやドワーフといった種族も、神話が元ネタではあるものの、現代ファンタジーとしてのルーツは指輪物語にあるんじゃないかと思う(実際は諸説ありそう)。

日記 ぽんぽこ24 / ○○界の指輪物語|pishiko|note

ゴッド・ファーザーPART2

映画というより歴史映像を観ている感じ。カリスママフィアだったパパに対して、殺しまくり、キレまくりのダメ息子の破滅の様子をたっぷり3時間収録。1シーンが長いので、毎シーン意図を考えながら観れる。が、疲れる。

時計仕掛けのオレンジ⭐

強制目見開き装置の元ネタ。過激な性的&暴力映像や、近未来(らしいw)な激しい画面と音楽に対して、意外にもわかりやすいメッセージを内包しており、実は社会派映画。皮肉でにっこり。最高。

キングスマン:ファースト・エージェント⭐

陰で暗躍する独立諜報機関の話。秘密の地下室があったり、第一次世界大戦中の歴史上の人物もキャラクター化していたり、かなりコミカルな設定。ポップな戦闘もありつつ、愉快なブリティッシュジョークもありつつ、シリアスもありつつ、ちょっと外したビックリもありで楽しい。日本のアニメ実写化はこんな感じでやったら成功すると思うんだけどなあ…。

さがす⭐

名作。指名手配中の連続殺人犯を捕まえると言って失踪したお父さんを、高校生の娘が「さがす」ことから物語が動き出す。貧困描写や、関西弁で交わされる父と娘の会話が絶妙。お父さんの佐藤二郎はもちろん、娘の演技もいい。関西弁や大阪の街並みからしか読み取れないディティールがあることに気付いて、邦画の良さを知った。ちなみに超社会派映画。

羊たちの沈黙

サイコモノの元祖らしい。連続殺人犯(殺して食べてる)のサイコおじいちゃんの話。新人FBIお姉ちゃんはサイコ爺に捜査協力を依頼し、その過程で自身の過去を告げることになるが…。まずおじいちゃんの演技が凄い。色褪せないオールドファッションな映画。

ボヘミアン・ラプソディ

音楽ドキュメンタリー映画。スティーブジョブズの伝記映画とかと一緒で、シリアス要素としてしっかりタブーが扱われる。この映画はこれが結構重めで、その分終盤のカタルシスが凄い。とにかくQueenがかっけーんだわ。

七人の侍

1954年公開・3時間越え・白黒・何言ってるか分からないという、高難易度映画ながらも、いい意味で<普通に>面白く、この時代から映画は大して変わっていないと思えるほど現代のエンタメ映画の構成に近い。滑稽な百姓たちは、SWのイウォークを思い出した。(黒沢映画の中では、「隠し砦の三悪人」がより直接的にSWに影響を与えているらしいが。)にしても、昔のヒーローは台詞で語らないのがカッコいいね。

シティ・オブ・ゴッド⭐

ブラジルのスラム街「神の街」の子供たちは幼い頃から銃を握る。ギャングではない、冴えない主人公視点の「神の街」のドキュメンタリー風映画。変なカットやテンポ感で飽きない、音楽も楽しいし、乾いた笑いのギャグも好き。スラム街の子供たちというテーマなので当然社会派なんだけど、上記のおかげで重たくない。むしろ陽気。いい映画。

魔法少女まどか☆マギカ[新編]叛逆の物語

まどマギTVシリーズの続編。話題作の劇場版ということもあって、TV版に比べるとクオリティが高い。特に、リミッターの外れたイヌカレーシーンは、そのために本作があると言っても過言ではない。
余談:TV版を観返してる時に、多くの名台詞がミーム汚染されて集中できないという、悲しい現象に遭遇した。「アタシって、ほんとバカ」(台詞を擦るのはほどほどにしよう!)

竜とそばかすの姫

サマーウォーズの細田守による次世代メタバースミュージカル映画!のはずだった…。正直言うとメタバースの設定とかは滅茶苦茶。話もリアリティのかけらもない。でも好き。駅のカミシンのシーン、何であんな長尺なんだよ、最高じゃん。リアリティ?いらんいらん、夏休みの小学生が見るものにリアリティなんかいらない。


おわり

続き


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