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エンドレスリピート天津飯、「あ、ども、お久しぶりです」(0327)


仕事終わりに、図書館へと立ち寄る。

図書館が大好き。

まだ読んだことのない本たちから、呼ばれている気がする。

貧乏な人間にとって、図書館はビュッフェだ。(!?)

小さい頃から、貧乏な家庭だった私は、

「あれが食べたい」「これが食べたい」
など、外食で言えなかった。

常に母親の様子を伺い、安そうなメニューを選び、
気をつかう子供だった。

それがそのまま大人になると、

常に周りの様子を伺い、ビクビクしながら生きる、拗らせた大人になるぞ!(今)

とにかくたくさん食べられる外食は、ビュッフェで。
ここでなら気を使わずに好きなものをどれだけでも食べられるから、
バイキングがとても好きだった。

お寿司から、ラーメン、お肉、カレーやうどん。
透明のケースに大事に飾られる、小さいケーキ。

どれでも好きなだけ。

締めの綿菓子機械で作る、くるくるの大きなわたあめまで。

舐めるまで食べ続けた。

あの感じ。

そして、食べすぎて、後悔する。

私の胃袋は、こんなにも食べるのは無理だった。
あーでも、幸せだった。

はい。これ。

この感覚が図書館にもあるのです。

私にとって図書館は、骨の髄まで、
締めのわたあめまで楽しめる場所。

とまで言ったら、気持ち悪いけど

好きなだけ借りられる。好きなだけ読める。ありがたい場所。

ここで借りて、好きになって、また買ってしまう。

なんてことがあるので、お得かどうかは、わからない。

今回借りたのは、

最近気になっている山田詠美さんを中心の6冊。

1賢者の愛 山田詠美
2私が食べた本 村田沙耶香
3テレーズ・デスケルウ モーリアック
4ギンイロノウタ 村田沙耶香
5珠玉の短編 山田詠美
6魔王 伊坂幸太郎


最近、私の中で、山田詠美さんブームがきてる。

数ページ読むだけで、掴まれた心。
文章がめちゃくちゃ上手い。
しかも、取り上げているテーマがすごく好き。
谷崎の痴人の愛をオマージュした作品まであるらしい。

手始めに、「ぼくは勉強ができない」から。

読んでいこうかな、と思っている。

まだ読んだことなかった、伊坂幸太郎さんの作品も添えて。


帰り道、幸せいっぱいになりながら、自転車を漕ぐ。

卵が余っていたので、
あんかけ天津飯をつくる。
ブロッコリーが安かったので、ツナとマヨポン酢でサラダにする。

あんかけ天津飯にハマりすぎて、一時期何回も作っていた。

久しぶりに食べると、
めちゃめちゃにおいしーーーーーーーーー!

好きな本も借りれて、おいしいご飯も食べれて、幸せーーーである。

家に帰ると

なくなりかけのティッシュを
買うのを忘れた。

もう3日は忘れている。

仕方なくポケットティッシュを開封した。

街で配らているポケットティッシュが
ありがたかった、

「お姉さん、どこの携帯使ってますか?」

笑顔で聞いてくれたあのお兄さん。

すぐに逃げた、私。

あの日のことは水に流したい。




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