尾崎世界観の世界観。【好きなバンド】

クリープハイプのボーカルで、作家。
尾崎世界観の世界観が好き。

10年ほど前に、
「死ぬまで一生愛されてると思ってたよ」
でクリープハイプを知ってから、
ずっと私の中に鳴る音楽で、
いわゆる、青春ってやつだ。

当時の私にとって、
「こんなこと音楽にしていいんだ」
って言う印象で。
「自分のことが嫌い」とか、
「愛されたい」とか、
「セックスしよう」とか、歌詞にしちゃうバンドで、
こんなに素直に生きていいんだ。って感動した。

一回聴いたら忘れられない。クセのある声。
時には、変な声って言われてしまうけど、私にとっては好きな声で。

こんな物語みたいな歌詞をかける尾崎さんの頭の中に嫉妬した。

時には、ファンの味方で、
ライブで銀歯を見せながら「ありがとう」って
照れて笑う姿が好きで、
また会いに行こうと思ってしまう。

尾崎さんは、罪な男です。

自分の作った曲にうまく歌えなくて歯痒くて、
人気があるのに自分に満足していなくて、
常に自分と戦っていて、
それでいて、たまに「自分のことばかり考えすぎて辛い」って
弱音を吐く。

なんか、見捨てられなくて。
なんか、自分に似ていて。

尾崎さんがお客さんがたっぷり入ったライブハウスで、
「今日のことは、帰ったらすぐ忘れてしまうと思う。……でも、忘れてしまうから、またライブをするわけで。またこの気持ちになりたいから、ライブをする」
って言っていたことが、私はいつまでも忘れられなくて、
いつまでも覚えている。

尾崎さんが、作家活動をしていることが嬉しくて。
尾崎さんが書く歌や、クリープハイプが、
誰かの特別になればいいなって思ってる。

最高にクセで、居心地のいいクセの人間。

もし、まだクリープハイプを聞いたことがない人がいたら、
ちょっとクセのあるアルバムかもしれないけれど、
ぜひ、初期のアルバムを聴いてほしい。

『踊り場から愛を込めて』
おすすめ曲は、
「左耳」「コンビニララバイ」「HE  IS  MINE」「SHE  IS  FINE」

『待ちくたびれて朝がくる』
おすすめ曲は
「あの嫌いのうた」「欠伸」「愛は」「ウワノソラ」「グルグル」
「バブル、弾ける」

メンヘラバンドじゃなくて、
本音のバンドだって思ってる。全力でバンドしてる。
そんな気がする。

早く平和な世界で、青い空の下で。
ぎゅうぎゅうのライブハウスで、彼らの歌を聞きたい。