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有機農業のまちづくりに本気の臼杵市に行ったら、マインドフルになった話

先日、大分県臼杵市へ視察に行ってまいりました。こちら臼杵市では、市が中心となり、有機の里づくりを通じて地域活性化に取り組んでおられます。前市長の声から始まったこの取り組みは脈々と受けつがれ、さらに活気づいております。

まず訪れたのは、「usuki farmer's market ひゃくすた」 こちらは、2017年よりスタートした「ほんまもん農産物」をはじめ、安心な野菜を作っている農家さんと、その野菜で作る加工品を販売するファーマーズマーケットです。

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臼杵市では、化学肥料と化学合成農薬の使用を避け栽培した作物に対し、独自認証制度を設け「ほんまもん農産物」認証を行っています。もちろん、ひゃくすたで売られる商品達は、ほんまもん農産物の金ピカシールが輝いておりました。余談ですが、臼杵市の主婦層にアンケートを取った結果、J「ほんまもん農産物」認証の知名度は約70%で、JAS認証よりも圧倒的に知名度があったそうです。

ひゃくすたの魅力は、沢山ありますが、安心野菜の朝ごはんが食べれるところ。(完全に個人の意見ですが)その日も家族連れのお客さんが大半で、皆で仲良く食べていました。美味しい朝ごはんを食べて、その足で安心野菜も買えて、なんだか最高の一日ですね。あと、このマーケットで凄く特徴的だなと感じた事がもう一つ、それは山間部でマーケットを行っていること。大体のマーケットが賑やかな場所でやっていると思いますが、ひゃくすたは、何だかスローな時間が流れており、それもまた心地よかったです。

視察に行った際、立ち上げの中心メンバーとも直接お話しさせていただいたり、出店されている生産者さんともお話しすることが出来ました。


それから、臼杵市土づくりセンターにもお邪魔しました。土づくりの設備費用は莫大なものです。、、、、が、臼杵の農の推進のため、出来た土を農家さんや一般家庭向けに格安価格で提供してます。目先を考えれば赤字ですが、新規就農が増えたり、移住移住者が増えたりで、結果的に継続出来ているとおっしゃっていました。

また、臼杵市の担当者さんから、とても丁寧な対応をしていただきました。   取り組みが凄すぎて、「凄い」としか言えない状態が続きました。 笑

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最後に、有機農業のベテラン農家さんのほ場へお邪魔しました。この方は、有機の新規就農を目指す、地域おこし協力隊の指導を行っています。

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また、そこでは、臼杵市で有機農業を学んでいる地域おこし協力隊の方々にも対応していただきました。ここで印象的だったのが、何故臼杵市に移住して来たのか?という質問に対し、皆様が、臼杵市が有機の新規就農を始めやすい環境だったからとおっしゃっていました。その環境というのは、様々な要因があると思いますが、

有機農業に対する理解や、消費者がその価値を理解していること。

新規就農にあたって、指導者がいること。農作業はもちろん、販路の獲得等より実践的なことを学べる。

ことが大きいのではないかと感じました。

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長々と書きましたが、この視察で私が感じたことは、

三原市でも、有機農業を通じてのまちづくりが出来るポテンシャルがある、と改めて感じました。すでに素晴らしい有機農家さんは沢山いらっしゃいますし、活動されている方々もいらっしゃいます。そして同じ方向を向くもの同士で連携しながら、地域おこし協力隊である私なりに出来ることを考えて出来たら良いなと感じたのです。

また、表題にあるように何故私がマインドフルになったのか?ということですが、臼杵市で出会った人々が温かく、沢山の良き出会いがあったし、私も頑張ろうと希望が見えたからです。  臼杵市の皆様があったかいのは、ほんまもん農産物を食べているからかな? 良い循環が生まれていますね。

 視察で案内してくださった方々、貴重なお時間であるにも関わらず、丁寧に対応していただきありがとうございました。


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