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【困窮してみた No.7 〜わかれます〜】

妻が怪我をしました。

このところの妻は(僕もですが)、明らかに精神が落ち、病状が悪化していました。
僕は双極性障害なので、せいぜい眠れない程度ですが、妻は統合失調症なので、陽性症状が再発すれば、家族も含め、日常生活を送ることはできなくなり、極めて危険な状況が続いていました。可能な限り、妻の気持ちを晴らせてあげたいと、要望に応えて某自然公園へサイクリングをしに行ったのですが、いろいろとポンコツになっていた状態では、避けるべきでした。
騙し騙しやってきたことのツケが、そろそろ回ってきたようです。
僕は、延び延びになっていたことの結論を出さなければならないことを悟りました。

昨晩(2018年12月13日)、以下のことを母に告げました。

①.自分の病名がおそらく双極性障害であること。
②.短期記憶がダメになっていたり注意力が散漫になっていたりといった症状が、日常生活に支障をきたすレベルまで悪化していること。
③.②により、就労は、少なくとも現状は不可能であること。
④.自己破産をし、生活保護の申請を行うしかないと判断したこと。
⑤.それに合わせ、この機会に離れて暮らしたいと考えていること。
⑥.そう決定するに至った理由は、6月に提示した「家計正常化の為の覚書」の内容を履行する意思がないと判断され、もう母を信用することができないためであること。

⑦.クレジットカードが利用できなくなるので、クレジットカード払いにしてあるものは解約するか別の支払方法に変更する必要があること。

猛然たる抗議や罵倒も覚悟していたのですが、母は完全に沈黙してしまいました。
⑤まで話したところで、
「なぜなのか?」
という問がありましたが、⑥の説明をした結果、再度沈黙しました。

ショックを受けていたのは、僕が働けない、ということや生活保護を選択したこともあるとは思いますが、なにより
「自分が切り捨てられた」
ことなのだろうと思います。
その点については、やはり母からも「老親の世話をするのは子の役目である」旨の抗議がありましたが、
「あなたの人生はあなたのものである。原則として、あなたの裁量でなんとかせねばならないものだ。頑張ってきたことは認めるが、(年金を支払わない・貯蓄をせず散財ばかりしてきた・借金生活が常態化していた等)先々の備えを敢えて怠っていたこともまた事実だ。そのうえで、息子を社会福祉の代替品として扱うのは如何なものか? 息子がこういう事態に陥ってなお、福祉の世話にはなりたくない、家計の見直しも真面目にやらない、しかし息子には頼りたいというのは不可能であるし、虫が良すぎるのではないか?」

という旨の反駁をしてしまったところ、三度沈黙してしまいました。

妻の容態と母を含めての生活。
その2つを天秤にかけねばなりませんでした。
言い訳はしません。というか、できません。
僕は母を切り捨てました。
このことについて、僕は生涯、罪悪感と自己嫌悪を感じながら生きていくことになるのでしょう。
今回は、6月のような出奔ではなく、意向を伝えた上で、転宅先が決まるまでは置いてもらえるよう確約を取りました。
今日は、諸々のお支払い関係の解約や請求書払い・口座振替への移行等々の手続きを行いました。
社協にも連絡し、来週木曜の面談を週明け月曜に変えてもらいました。

上手に負けてソフトランディングできるよう、頑張っていきます。

サポート頂けましたら、泣いて喜んで、あなたの住まう方角へ、1日3回の礼拝を行います!