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困窮してみた No.3.25.〜OZZYのメンタル推移vol.1〜

『困窮してみたシリーズ』は、時系列順に自分の身に起こったことと、そこに至る間接的な原因となった過去の話、そこで考えたことをもとに、今後どうしていきたいかを書き連ねてきたけれど、肝心の、OZZYがどう病んで、今の少し持ち直した状態まで戻ってきたかについて書いていなかったので、これも書いておきます。

『やばいな』となって、心療内科に通院し始めた頃に取っていたメモが一部残っていたので、まずはそれを出していきますが、振り返りではなく、まさにしんどい真っ最中に、医師への説明の為にスマホで打ってたものなので、人によってはしんどさが感染してしまったりすることも、あるかもしれません。
『あ、これダメだ』と思ったら、読むのをやめてくださいね。

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【発症期〜主に通勤電車内〜】

3/10(土) 診断後、外を出歩く程度の元気あり。服薬を忘れる。
(↑注:この日に初診でした)

3/11(日) 休日だというのに、朝から強い不安症状発生。
9:00頃服薬。強い眠気を感じ、すぐに眠る。
13:00頃妻に起こされ昼食。その後また眠る。
18:00頃再起床し、夕食。
20:30頃服薬の上就寝。
0:30頃睡眠中断
1:30頃睡眠中断
2:30頃睡眠中断
3:00頃睡眠中断

3/12(月) 起床時間6:00。起きたくなく、6:30までベッドの中にいる。
口渇、眠気と怠さの副作用は感じる。
朝の段階で不安感はなし。
但し頭に靄がかかったようで、体に若干の倦怠感あり。
離人感があり、現実感覚が乏しい。
長く鈍っていた嗅覚と味覚については回復傾向が見られる。
通勤電車内で不安感情発生(軽微)。
だが、仕事・職場に向かう気力が全くわいてこない。ただただ眠っていたい状態。
職場最寄駅にて、強い無気力感と無力感。
会社の人間とのコミュニケーションに強い不安感。
身体症状は抑えられているものの、出社への強い忌避感を感じ、30分ほど動けなかった。
出社。直属の上司に診断書と共に現状のご説明を行う。

遊ぶこと、楽しむこと、「楽しい」「嬉しい」と感じることへのうっすらとした罪悪感。

就寝時間10:30

1:25中途覚醒
3:00中途覚醒
5:25中途覚醒

3/13(火)起床時間6:30。
起きたくない。
通勤中、薬でかなり緩和されてはいるものの、ザワザワ感あり。
ただただ逃げたい。
会社に行く意味を見出せない。
最寄駅に近づくにつれ、プレッシャーが強くなってくる。
強さとしては、服薬前の1/4程度。
勤務中のプレッシャーについては、特に強い反応が出なかった。
9:20頃服薬。10:00頃就寝するも、中途覚醒が酷く、また左腕にムズムズ感を感じほぼ覚醒に近い浅い睡眠。

3/14(水)起床時間 6:00
何度も中途覚醒を繰り返したため、ほぼ起きていたような状態。
眠れないが、うっすらとした眠気が脳に張り付いているような感覚。
通勤電車内でプレッシャー感覚あり。
帰りたい。
気持ちを整えるため、駅トイレに退避。

10:30~11:00 トップや直属上司とは別の上役と面談。
話すべきか迷ったが、現実のままの継続は難しく、進退も含め直属上司とお話中である旨を伝える。
手の震え止まらず。
胸の圧迫感発生。

11:00~12:45
全く役に立てていない申し訳なさと無力感、部署内の社員への猜疑心、疎外感。
一刻も早くここから離れたい。
胸の圧迫感が更に強くなる。
配置転換したとして、先々続けていける自信が、全く持てない。
さりとてほかに行ってもまたおかしな事になって同じ轍を踏みそうで、進退窮まる。
「普通」の難しさのまえに絶望感。

12:45~昼休

13:30直属上司より資料の修正を依頼されるも、彼のいう参照すべき資料の場所については教えてもらえず。
(既知である前提。教えてもらった記憶はない。おそらく彼自身も作成の記憶が無い為、僕が第三者から聞き出すことで対応を望んでいたものと推察)

明らかに目に見えた形でミスマッチ人材として扱われ始めてていることが見えてきたことで、逆に多少の活力を取り戻す。
総合的に見て、今後続けることは難しそう。

直属上司は、営業マンとしてはとても優秀ながら、古参の技術者との軋轢と、営業力・技術力共に不十分な部下(僕自身を含む)が重石となっており、適切なマネジメントをしている余裕がない。
会社側からは外資であるため即時の結果を求められる為、かなりの重圧であるはず。
社内約20名のうち、半数が一年以内に入社した新造部隊。
内側から見ていて、マトモに機能しているとは言い難い。
外資ながら、旧い日本企業のような決裁までの煩雑な手順があり、その上でスピードを求められる矛盾がある。

古参社員と新規社員との間の水面下の軋轢も散見され、組織としての基盤が脆弱なまま、一時の勢いで無理矢理成長しようとしている印象。

部署内の社員たちの顔色を伺いつつ30分ほど残業(急ぎの案件はないのに)。
逃げるように退勤。

22:40就寝
23:40中途覚醒
1:30中途覚醒
3:30中途覚醒

3/15(木)
起床時間6:00。
本来の起床時間である6:20までと思いベッドに横たわると、猛烈な眠気。
とても困る。

働くなら、正々堂々働きたい。
働いているフリもせず、役に立ち、少なくともお荷物にならない存在でいたい。
以前はそう出来ていたはずだけれど、もうどうやっていたのか思い出せない。

セルフイメージが、どんどん悪くなっていく。
これまで出来ていたことも、もう出来ない気がして、もう何もできないように感じる。
自分の行動の全てが間違いのように感じる。

「この程度のことで?」
「そんなこともできないの?」
「その歳で?」

接する人全てが、心の内でそんな風に言っている気がして、何も言えなくなる。アクションを起こせなくなる。
世間様の埒外で生きる人を沢山見てきたけれど、彼等のようにも生きられない中途半端な自分ばかりがフォーカスされる。
何ならできるのか?
四半世紀程度の残り時間を、どうやって切り抜ければ良いのか?

出勤7:15
いつもより早いタイミングで胸が苦しくなる。
自分が情け無い。

お情け的に与えられた作業をこなす。
頭がまともに働かない。
無力感のみ募る。

22:30就寝
2:30中途覚醒

3/16(金)
起床時間6:25
眠りが浅く、睡眠の充足感がない。

昨夜妻と今後について話す。
妻は

「今は正常な判断ができる精神状態ではない。1~3週間程度心身を休められればまともな思考が出来るようになるかもしれないが、就職二カ月の現在の段階でそれは難しいし、仮にできたとしても、それだけ休んで復帰後には余計立場が悪くなっている可能性が高い。毎日、自殺でもするのではないか心配だ。もう辞めた方がいい」

と言うけれど、辞めれば失職後の不安がある。
経済基盤を失う恐怖と、このまま続けて自分がおかしくなるのではないかという恐怖との板挟み。

7:15出勤
やはり昨日・一昨日と同じタイミングで胸が苦しくなる症状発生。

今日は指示されているタスクがあるので、「仕事をしているフリ」をしなくて済むことだけは良い。
本当は営業活動をバリバリと行うべきだが、難しい。
直属の上司の出張とトップの長期休暇が重なり、僕の今後については放置されている状態。
締日の20日を過ぎた段階まで引っ張られて「翌月20日までは居てくれ」と言われそうな雰囲気があり、それまで耐えられるのか不安。

「みんなやっている・できている事」が、なぜできないのか?
この程度のことで参ってしまうのは、ただ自分が甘いだけではないのか?
劣位個体は本来淘汰されるべきではないのか?
自分の存在は、社会の負荷になっているだけではないのか?
頭の中でグルグルと、良くない思考が回る。
良くないのは理解しつつ、止まってくれない。

「反応」や「反射」しかできず、考えたり判断することができない。
なにかを「判断する」場面で、また間違えそうな気がしてしまう。
そして今度こそリカバーができないような気がしてしまう。
今週与えられたタスク程度のことを、現在の契約通りの給与で行うことに、強い罪悪感を感じる。
この程度のタスクは、この半額以下の給与が妥当であり、明らかに貰いすぎだ。高い金を払って不良品を引いてしまい、会社に維持コストを払わせてしまっていることに、申し訳なさばかり感じる。
気安い雑談のようなものにこそ、強いストレスを感じてしまう。
気を遣わせてしまっているし、以前のように上手く返せない。
暗くてとっつきにくい人になってしまった。
明るく気安く、フレンドリーな人間と目されていた、ほんの数ヶ月前の自分が他人のように見える。
あるいはこちらが本性なのか……。

また駅トイレで15分ほど呼吸を整える。

出社。
改装工事の立会い及び昨日に引き続きのタスク作業の為に今日の言い訳を立てることができ、直属上司もおらず社内の同じ部署の人間も少ない為、今日の不安だけは少し緩和されそうなものの、具体的な稼働をしていないことを叱責されるのではないかという気持ちに囚われる。

それとは別に、月曜からの不安あり。
いつまでこの状況が続くのか。
火曜には出張作業があるため、今の状態で対応できるかの不安が強い。

3/19(月)
起床時間:6:20
昨夜は寝つきの悪さに加え中途覚醒が酷く、何度も起きてしまい、恐らく実質睡眠時間は2時間程度。
眠い。
4~5日程はこんな状態が続いている。
土曜の診察では、先週一週間分の記述と共にこの旨伝えたものの、具体的なアドバイス等は頂けず、紋切型のお話に始終。
少し落胆したが、実際のところ配置転換なり離職なりをして環境が変わらない限り、対症療法的に薬を処方するしか医師側もできることがないのだろうと考え直す。

最も重要な問題はお金。

障害厚生年金を受給している妻が働きに出られる可能性は低く、母は「辞めてもいい」とは口では言うものの、「まさか私に働けと言うつもりではないよね?」というオーラを出し続けているため、これも望み薄。
せめて家族全員にインカムがあれば希望もあるのだが。
服薬により、激しい症状は緩和されたが、それでも辛さしんどさは依然としてあり、金銭をはじめとする具体的な問題は何も解決していない。
会社側も、イレギュラーな問題にどう対処するべきか考えあぐねている印象。

通勤電車内。
眠気のせいか、薬のせいか、症状のせいか、どれなのかはわからないが、思考が全くできない。
最寄駅トイレで一旦休憩。
先週までのような辛い精神状態ではないが、今日1日のことを考えると、やはり憂鬱。
仕事に取り組む姿勢にはなれそうにない。


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