ハードSFの書き方14(進撃の巨人 vs 寄生獣 vs 怪獣8号の類似性について)
※はじめにことわっておくが、各作品がパクリだとか真似だとか主張する気は全くない。ただ、それぞれの作品を比較して類似点について自分なりにまとめて今後の自分の創作活動に生かしたい、ということ
どのように「超人的なもの」になるのか
進撃:ある液体(骨髄液)で巨人化する、あるいは、巨人化できるヒトになれる、普段は人間と区別がつかない
寄生獣:パラサイトするものが脳に入ればその人を乗っ取れるが、脳に入れず他の体の部分に留まれば人間とパラサイトの共存共生になる(人を食べたりしないが、人並みはずれた能力をもつ)
怪獣8号:小さな怪獣が体に入り、人間になったり怪獣になったりする。
ちなみに、映画「第9地区」の主人公はある液体を浴びてエビ宇宙人になっていく設定
共通性について
共通性:普段は人間、ある条件などで別の「超人的なもの」に変身する。変身後は、人間ばなれした能力を持つ。人間側の立場で敵と戦う。という設定に共通性が見られる。
ヒトと敵の戦いなので相手を倒す条件が必要になってくる:基本は、コアをやれられると死ぬ設定
進撃(首の後ろ)、寄生獣(心臓)、怪獣8号(コア)
議論
何かウイルスのようなもの、特殊な薬品等が体に入り、中途半端に乗っ取られる。そして、超人的なものに変身し、戦う。この設定は自然か?いろいろな選択肢があるだろうか?マンガのど根性ガエルでは、そのまま共生共存している。超自然的なもの(巨大な生き物)に対して、ちっぽけなヒトが立ち向かうにはどうしても同じように巨大化したり超人的な力を獲得したり、あるいは、巨大な乗り物を操縦する、などしなければそもそも勝負にならない。ウルトラマンしかり、エヴァンゲリオンしかり、マジンガーZしかり、ガンダムしかり。すなわち、「変身」をともなう設定は「自然である」といえる。この設定をつかっても、それ自体はパクリでもなんでもないであろう。
※2023/4/10 のYahoo ニュースに「怪獣8号」のキコルという登場人物が「エヴァンゲリオン」のアスカ(の設定)に似ている、といわれているらしい。そういえば、「精神汚染」みたいなシチュエーションがあったような・・・
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