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ちぐはぐな会話#13

物理定数

「光の速さとか電子の質量とか定数で決まってるものがあるよね。」
「まあそうだね。」
「今の宇宙以外にもたくさんの宇宙があって、そこではこの宇宙と全然違う宇宙定数体系があったとしたらどうなるのかな?」
「光速を超える何かがあったとして、結局、それを通信・観測手段としてしまうと光円錐を超えられない、とかいってるのかも。理由があって定数が決まっているわけではなく、適当に偶然決定されてうまく残ったものだけが残っている、という説もあるよ。」
「神はサイコロ遊びはなさらない。」

高次元空間の宇宙

「なあ、なんで宇宙は3次元なのかな。」
「結構、3という数字は特別だよね。フェルマーの最終定理も3乗からいきなり証明が難しくなるし。」
「3次元空間しか生み出されない、ということはないとおもうのだが。かりに、4次元、5次元、、多次元空間の宇宙があったとしたら宇宙人はどんな形だろう。」
最初は9次元で途中から3方向のみが膨張したらしい

大きさがない

「素粒子とかって大きさがないんだろ。」
「そうらしいね。」
「素粒子、原子核、原子、分子、細胞、のようにどんどんマクロになると実体があって大きさもあるのに。0をずっと足していっても0のはずなのに、なぜ0でなくなり、大きさを持つんだろう。」
「波みたいなもので、ただの足し算ではなく、強めあって足されるとさらに強くなっていき、しまいには大きさを持つのかな。」
「情報それ自体も大きさとかない、実体がないが影響力は大きいよね。簡単そうなものほど証明が難しい。ゴールドバッハ予想とかもそうだね。問題設定は簡単なのに証明されていない。”2よりも大きな偶数は2つの素数の和で表すことができる”」
※例えば、8=3+5, 12=5+7

状態が変化しているだけ

「不思議だなあ。」
「え、なにが。」
「水、水分子、水蒸気、氷、雲、波、海、人がただ呼び方をかえてるだけで同じものだよね。全く違うものも、結局は、何かが変化しているだけであって、同じなんじゃないの。植物も動物も。生きてることも死んでることも。すべては、非定常非平衡状態にあって、ぐにゃぐにゃ変化している形態の一瞬の閃光。終わりも始まりもない。」


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