見出し画像

ちぐはぐな会話#12

重力シリーズ

地球の中心にいけばいくほど重力が大きくなるのか

「なあ、地表から宇宙へ飛んでいくとどんどん重力がなくなっていって、無重力になるだろ。逆に、地球内部にいけばいくほど重力が大きくなるのかな?」
「地球の中心は無重力だよ。重力のもととなる地球の大きさがどんどん小さくなるイメージだ。最初は、半径約6400kmの地球の大きさ。中心にいけばいくほど、半径が小さくなるのと同じで、バスケットボールから野球のボール、ピンポン玉、パチンコ玉とどんどん小さくなっていってしまいには0になる。」

地球の中心に向かってリンゴを落としたら

「地球の反対側までトンネルを掘って、リンゴを落としたらどうなるのかな?」
「地球の中心は無重力。最初は猛烈なスピードで落ちていくが、空気抵抗もあるし、重力もどんどん小さくなっていくし、中心にたどり着くころにはそれほどのスピードにはなっていないだろうね。中心を過ぎてある程度、向こう側にいったら、今度は逆に重力に引っ張られてまた中心方向に向かって、つまりこっち側に向かってくるよ。で、中心を過ぎてある程度こっち側にきたら、また中心に向かっていく。そうやって、しまいには地球の中心で止まるだろうね。」

ラグランジュポイント

「スペースコロニーを造るとき、地球と月と重力のバランスがとれたところにつくると聞いたが、そのポイントはなんていうんだっけ?」
「ラグランジュポイントだよ。」
※ラグランジュポイントのサイト

重力が小さくなると時間が速く進む

「一般相対性理論によると重力が小さくなると時間が速く進むらしいね。」
「高いところだとちょっとだけ重力が小さくなるので時間が速く進む。GPSにもこの補正が入っている。」
※最近、東京スカイツリーのてっぺんと地表とで時間の進みが違うことが示された

重力波

「重力波って減衰しないんだろ?」
「そうみたいだね。だから宇宙の誕生ぐらい前の情報も劣化せずに観測できるみたいだよ。」
「じゃあ、宇宙人がいたとしたらそれを利用して通信しているかもね。」
※JPホーガン「星を継ぐもの」シリーズにも出てくる



この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?