【映画】浅草キッド


久しぶりの投稿になりましたー
最近は本業でプライベートで、やることが多くて色々処理しきれている気がしていないのですが、
「やることがある」ということは身近に「達成すべき目標がある」ことでもあるので、それなりの充実感はありますね
年の瀬は、こうも一瞬で過ぎていくなんて、「師走」というのは、さすがと言うべきでしょうか。

浅草キッド

昨日、Netflix配信、劇団ひとり監督の『浅草キッド』を視聴しました。
一言で言えば、「魂のような物語」でしょうか?
皆さんが知っている人にもこんな過去があったなんて!そして、そこには、とてつもない師弟愛や"芸に対する情熱"なるものが注ぎ込まれているのを目の当たりにして、武者震いに似たものを感じました。

とにかく、カッコよかったし、ああいう過去があって今のたけしさんがいること。そして、そのたけしさんが作り出してきたエンターテイメントやアートなどの価値がより格上げされるような、そんな称賛の気持ちでした。

それを描くためにも、監督の「次はどうしても『浅草キッド』を撮りたい」という熱量や、たけしさんを演じた柳楽優弥さん、師匠を演じた大泉洋さんの正面からぶつかり合う芝居に2時間ながら、膨大の量の熱を感じました。
控えめに言っても柳楽さんのたけしさんへの寄せ方が凄いです!

他、ナイツの土屋さんやクリーピーナッツのお二人?も出演されていて、クスクスっと思うところも、もはや作品という名の芸に巻き込まれていたのではないかと思わされました。

芸人魂を突き動かす

本編では数々の師匠の名言が飛び出していると思います。それがたけしさんの根本を作り上げたと言っても過言ではないでしょう。

笑われるな、笑わせろ

とても単純なセリフではありますが、人にどう笑ってもらうかということを突き詰める上で、とても芸人としての魂を感じました。
芸人なら芸や喋りで人を笑わせろ
詰まるところ、それが日常的な生業であるというか、お客さんの笑いは芸があって後から付いてくるものというか。
「芸人なら芸がなくてどうする」というセリフもありますが、そのままだなぁと。

と考えると、たけしさんがバラエティで芸で如何に私たちを笑わせに来ているかという点に想いを馳せるのでした。

舞台でボケたいなら日頃からボケろ

これもまた先ほどと同じ様であると思います。
何気ない生活の中で面白さを見出すことが、舞台上での笑いに繋がるのだと。

私は今役者の勉強をしているのですが、とてもグサリと刺さりました。毎日1分1秒が芝居の基礎に繋がっているのだと。人を演じるということは、普段から人を勉強することであることと同じであろうということですかね。

2回目を観たら、きっと感じ方も違う気がしますし、仮に将来全く異なることをしていた時に観ても感じ方は違うかもしれません。
人の生き方にもきっと通じてくる気がします。

師匠の存在の大切さも同時に感じました。
僕の師匠は誰だろう?まだ見つかっていないのかな?そんなことを考えながら、エンドロールにほっこりさせられます。


映画館での上映がないことが悔しいです。
みなさんもぜひご覧下さい

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#ビートたけし

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